こんにちは、Windows サポートチームです。今回は Windows 8.1 で発生するディスプレイの識別番号の問題とその回避方法についてご紹介したいと思います。
現象:
2 つ以上の同型のモニターを接続した Windows 8.1 環境に 2014 年 11 月のロールアップ更新プログラムを適用すると、ディスプレイの識別番号が本来とは異なるディスプレイ上に表示されてしまう場合があります。
以下の画像で識別番号(大きな白い数字)が表示されているのをご覧頂けるかと思いますが、左側のディスプレイがメインで識別番号は本来 1 と表示されるべきですが、誤って 2 と表示されています。
再現方法:
1. Windows 8.1 のコンピューターに、同じ型のモニターを 2 台以上接続します。
2. 2014年11月のロールアップ更新プログラム (KB3000850) をインストールします。
Windows RT 8.1、Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 用の 2014 年 11 月付け更新プログラムのロールアップ
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3000850
3. コントロールパネルから [ディスプレイ]-[画面の解像度] を開きます。
または、デスクトップ上を右クリックして [画面の解像度] を選択します。
4. "ディスプレイ表示の変更" の [識別] ボタンをクリックします。
5. ディスプレイ上に表示された番号が、[ディスプレイ表示の変更] に表示された画面アイコンの番号と異なる場合があります。
回避方法:
この現象が発生する場合には、一旦ディスプレイの信号ケーブルをコンピューターから取り外して、別のポートに接続し直すことで識別番号も正しく表示されるようになります。
なお、この問題は識別番号の表示上の問題のみであり、その他のシステムやアプリケーションへの影響はありません。
また、今のところ修正の予定はありませんが、Windows 10 では発生しませんので、是非 Windows 10 へのアップグレードもご検討頂ければと思います。