こんにちは。
Windows プラットフォーム サポートの丸山です。
本日は、弊社にて調査中の “システム構成”ツールに関する不具合についてご紹介させていただきます。
もし、お使いの環境でも類似の事象が発生しておりましたら、本ブログ記事をご参考いただけますと幸いです。
■ 発生する事象について
Windows では、msconfig コマンドを実行すると、“システム構成”ツールが起動して、Windows の起動時に開始するサービスを一部無効化したり、デバッグ機能を有効にして、Windows 起動時のトラブルシューティングを行うことができます。
また、“システム構成”ツールを起動すると、通常の環境では “全般”タブの “スタートアップの選択”にて “通常スタートアップ”が選択された状態となっています。
図 : ”システム構成”ツール起動時の状態 (正常時)
ところが弊社では、一部の環境にて “システム構成”ツールを起動すると、“全般”タブの “スタートアップの選択”にて “スタートアップのオプションを選択”が選択されているという事象が報告されております。
図 : “システム構成”ツール起動時の状態 (異常時)
本事象は以下製品をお使いの場合に発生することが確認されております。
Windows 8
Windows 8.1
Windows 10
Windows Server 2012
Windows Server 2012 R2
■ 弊社の調査状況について
上記に記載いたしました問題は、弊社でも事象の再現を確認しており、弊社製品の不具合として製品開発部門による調査が行われております。
製品開発部門による調査が完了しましたら、本ブログの内容をアップデートする予定です。
なお、本動作につきましては、”システム構成”ツールの表示上の問題であることが確認されております。
一度 “通常スタートアップ”を選択して “OK”または “適用”を押下しました場合には、次回 “システム構成”ツールの起動時に “スタートアップのオプションを選択”が選択されている場合にも、”通常スタートアップ”の設定は有効でございますため、ご安心ください。
本ブログが皆様の問題解決に少しでもお役立ちできますと幸いです。
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丸山 健一 (マルヤマ ケンイチ)
Windows プラットフォームサポート担当
日本マイクロソフト株式会社