こんにちは。
Windows プラットフォーム サポートの吉田です。
弊社サポート 窓口に、Windows 10 32 bit マシンにて Anniversary Update を適用後から、以下のメッセージが表示され、リモート デスクトップ接続ができなくなったといったお問い合わせをいただいております。
この問題につきまして、弊社開発部門に確認いたしましたところ、以下の条件が合致した場合、リモートデスクトップ接続ができなくなる事象が発生する事が確認できております。
- 接続元 OS が Windows 10 32 bit OS である。
(Windows 10 でも 64 bit OS では事象は発生しません) - 2016/8/2 リリースの Anniversary Update を適用し、OS バージョン 1607 が適用されている。
(OS バージョンは、コマンド プロンプトにて “winver” コマンドを実行することで確認可能です) - RD ゲートウェイ サーバー経由でリモート デスクトップ接続を行う。
本事象は、上記の条件を全て満たした場合に発生いたします。
現在、修正プログラムのリリースに向けて準備が進められておりますが、現時点においては、本事象の回避策と致しましては、
Windows 10 32bit OSには、Anniversary Update を適用しないか、適用している場合には適用前の状態に戻していただく、
または RD ゲートウェイを経由しない接続を実施いただく他ございません。
なお、Windows 10 Anniversary Update につきましては、アップデート後、10 日以内であれば、アップデート前の状態に戻すことが可能です。
手順につきましては、以下で公開されております。
-参考情報
Windows 10 の回復オプション
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/12415/windows-10-recovery-options
上記 URL 内の「以前のバージョンの Windows に戻す」の箇所をご参考ください。
既に Windows10 Anniversary Update を適用済みで 10 日以上経過している場合には、適用前の状態に戻すことはできません。
アップデート適用から 10 日以上経過している場合には、リカバリーかクリーン インストール いただく必要がございます。
なお、本事象に関する修正プログラムにつきましては、10 月26 日リリースを予定しております。
ご迷惑をお掛けいたしますが、修正のリリースをお待ちいただきたく、お願い申し上げます。