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よくお問い合わせをいただく STOP エラーやハングアップの公開情報について

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こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの加藤です。

 

最近よくお問い合わせをいただく Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2 の STOP エラー、またハングアップの情報についての公開情報をまとめました。

切り分けとして非常に有効ですので、ハングアップが発生した場合は、まずはご一読頂ければ幸いです。

STOPエラーが発生した場合は、発生したエラーコードと照らし合わせて適用頂く修正プログラムを判断してください。

 

ハングアップ系の公開情報

タイトル : Windows Server 2008 のシャットダウンが完了しない

URL : http://support.microsoft.com/kb/2898615

 

タイトル : Windows Vista Service Pack 1 or Windows Server 2008 stops
responding (hangs) during startup

URL : http://support.microsoft.com/kb/960723

 

タイトル : Stress tests may cause a Windows Server 2008 system that has the
Hyper-V role installed to hang

URL : http://support.microsoft.com/kb/980081

  

タイトル : A computer that is running Windows Vista or Windows Server 2008
stops responding and hangs at the "Applying User Settings" stage of
the logon process

URL : http://support.microsoft.com/kb/2379016

 

タイトル : Windows Vista, Windows Server 2008, Windows 7, or Windows Server
2008 R2 may stop responding at the Welcome screen after you enter the user
credentials to log on to the computer

URL : http://support.microsoft.com/kb/2526870

 

タイトル : An application stops responding when a file has a circular
reference in Windows 7 or Windows Server 2008 R2

URL : http://support.microsoft.com/kb/2866695

 

 

STOP エラーの公開情報

タイトル : "0x0000007F" Stop error occurs when the connection to
some shared files is lost on a computer that is running Windows Vista, Windows
Server 2008, Windows 7 or Windows Server 2008 R2

URL : http://support.microsoft.com/kb/2254637

 

タイトル : "0x0000007E" or "0x00000050" Stop error when
you create snapshots of a volume in Windows Server 2008 R2 or in Windows 7

URL : http://support.microsoft.com/kb/2460912

 

タイトル : Stop error 0x0000007a occurs on a virtual machine that is running
on a Windows Server 2008 R2-based failover cluster with a cluster shared
volume, and the state of the CSV is switched to redirected access

URL: http://support.microsoft.com/kb/2494016

 

タイトル: A "0x000000B8" Stop error occurs when you try to shut
down or hibernate a computer that is running Windows 7 or Windows Server 2008
R2

URL : http://support.microsoft.com/kb/2490742

 

タイトル: Stop error 0x0000007E occurs when multiple users establish Remote
Desktop Services sessions to a Windows Server 2008 R2-based computer

URL : http://support.microsoft.com/kb/2431799

 

タイトル : "0x0000003B" Stop error in Windows 7 or in Windows
Server 2008 R2

URL : http://support.microsoft.com/kb/2836373

 

タイトル : "0x000000D1 DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL" Stop error
on a Windows 7 SP1 or Windows Server 2008 R2 SP1-based computer

URL : http://support.microsoft.com/kb/2851149

 

タイトル : "0x000000D1 DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL" Stop error
on a Windows 7 SP1 or Windows Server 2008 R2 SP1-based computer

URL : http://support.microsoft.com/kb/2851149

 

タイトル : "0x0000009E" Stop error and disk volumes cannot be
brought online on a Windows Server 2008 R2-based failover cluster

URL : http://support.microsoft.com/kb/2814923

 

タイトル : A Stop Error 0x000000C2 in the Srv2.sys file may occur and SMB
clients cannot obtain data from the SMB 2 server in a Windows 7 or Windows
Server 2008 R2 environment

URL : http://support.microsoft.com/kb/2831154

 

本 Blog が皆様のお役に立てれば幸いです。 


Windows Server 2008 R2 における、ソース : NTFS、ID: 55 エラーについて (KB 2885209)

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こんにちは。Window プラットフォーム サポートの吉井です。

本日は今月リリースされた以下の修正プログラムについてご紹介します。

 文書番号 : 2885209
 Event ID 55 is logged on a Windows 7 SP1 or Windows Server 2008 R2 SP1-based file server
 イベント ID 55 が、Windows 7 SP1 または Windows Server 2008 R2 の SP1 ベースのファイル サーバーに記録されます。(日本語機械翻訳)
 http://support.microsoft.com/kb/2885209
 http://support.microsoft.com/kb/2885209/ja (日本語機械翻訳)

この技術情報の修正プログラムでは、NTFS ファイル システム ドライバー (ntfs.sys) の不具合により、ファイル システム構造に破損が発生し、同時にその破損を検知して、ソース : NTFS、ID: 55 エラーが記録される事象に対応を行っています。

この事象の発生条件として、ファイル システムのアロケーション ユニット サイズ (クラスター サイズ) が 4KB より大きい (4KB 丁度は含みません) という条件があります。

アロケーション ユニット サイズの既定値は多くの場合 4KB ですが、16 TB を超える大容量のボリュームでは 4KB より大きな値が既定値で設定されます。
各ボリューム サイズと既定のアロケーション ユニット サイズは以下の技術情報をご参照ください。

 文書番号 : 140365
 NTFS、FAT、および exFAT のデフォルトのクラスター サイズ
 http://support.microsoft.com/kb/140365/ja

そのため、16 TB を超える大容量のボリュームをご利用の場合 (もしくはアロケーション ユニット サイズを変更して利用している場合) には、2885209 の事象が発生する可能性がありますので、修正プログラムの適用をご検討ください。
なお、本事象は Windows Server 2008 R2 RTM (サービスパックを適用していない環境) でも発生します。その際はまずサービスパック 1 (SP1) を適用の上、上記修正プログラムを適用してください。

なお、すでにファイル システムの破損が発生している場合には、上記修正プログラム適用によるファイル システムの修復効果はありませんので、一度修復モードの Chkdsk を実行する必要があります。
修復モードで実行するには /F オプション、または、/R オプションを指定します。

 Chdksk
 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc730714(v=WS.10).aspx

参考 1
------------
現在の各ボリュームのアロケーション ユニット サイズを確認するには fsutil fsinfo ntfsinfo コマンドを利用します。

>fsutil fsinfo ntfsinfo (ドライブ レター):

例) >fsutil fsinfo ntfsinfo E:
 :
クラスターあたりのバイト数              : 4096  << 4KB です。
(英語では Bytes Per Cluster )
:


参考 2
------------
現在各ボリュームにファイル システムの破損が発生しているかは Chkntfs コマンドで確認が可能です。

> Chkntfs (ドライブ レター):

例) > Chkntfs E:

ファイル システムの破損が発生していない場合の実行結果

########################################
ファイル システムの種類は NTFS です。
E: は正常です。
########################################

ファイル システムの破損が発生している場合の実行結果

########################################
ファイル システムの種類は NTFS です。
E: が正しくありません。
########################################


参考リンク
---------------------------------
その他のシナリオでも発生する場合については以下のエントリーもご覧ください。

 ソース : NTFS、ID: 55 のイベント
 http://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2013/03/11/ntfs-id-55.aspx 

vssadmin コマンドでシャドウ コピーが削除できない場合の対処方法について

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こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの石田です。

 

最近、ローカル ドライブに保存されているシャドウ コピーのデータを削除したいが行えないというお問い合わせをいただきました。実は、シャドウコピーにはいくつかの種類があり、特定のシャドウ コピーに対しては特定のツールを使わないと削除できない場合があります。いただいたお問い合わせの現象や背景を踏まえて解説します。

 

現象

==========

Windows Server 2008 や Windows Server 2008 R2 にて、ローカル ドライブにバックアップデータを保管している。

共有フォルダへのバックアップとは異なり、複数のバージョンのバックアップ データが保管されていることを確認した。空き領域の確保のため古いシャドウ コピーを vssadmin delete shadows コマンドで削除しようとしたが、バックアップにより作成されたシャドウ コピーは削除されなかった。

まずはじめに、シャドウ コピーの種類と vssadmin delete shadows コマンドにてシャドウ コピーが削除されなかった理由について説明します。

 

シャドウ コピーの種類について

=================================

vssadmin list shadows コマンドにて確認できるシャドウ コピーには大きく分けて以下の 2 つの種類があります。

 

a. 共有フォルダーのシャドウ コピー機能の利用により作成されるシャドウ コピー

b. アプリケーションなどからの要求で作成されるシャドウ コピー

  
※ Windows Server バックアップで作成されるシャドウ コピーは b. に分類されます。

 

vssadmin delete shadows にて、削除可能なのは、a. のシャドウ コピーです。

一方、 b. のアプリケーションなどからの要求にて作成されるシャドウ コピーを明示的に削除するには、diskshadow ユーティリティを利用します。

 

シャドウ コピーが残る理由について

=================================

Windows Server バックアップにて、ローカル ドライブにバックアップを取得すると最新の世代は VHD ファイルとして保存されます。この時、バックアップ データの世代管理のために、バックアップの保存先にシャドウ コピーが作成されます。こちらは、世代管理に使用されており、バックアップ後に削除されないためにこの現象が発生します。

 

バックアップの保存先の違いについては、以下の参考資料を参照してください。

 

- 参考情報

Windows Server のバックアップ まとめ

http://blogs.technet.com/b/infrajp/archive/2011/03/18/windows-server.aspx

 

Windows Server バックアップの概要

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc732091.aspx

 

保管されるシャドウ コピーの合計サイズは、シャドウ コピー記憶域の最大サイズの設定により異なります。この現象を回避するには、最大サイズの設定を “制限なし” から ”制限値” に変更し、任意のサイズを設定することにより、空き領域を確保することが可能です。

 

但し、シャドウ コピー記憶域の最大サイズの設定をする際には、運用にあわせた見積もりが必要なため、何か他に対応はないか。という疑問が発生します。そのため、一時的に diskshadow コマンドにてシャドウ コピーを削除して空き領域を確保する方法をご紹介します。

 

シャドウ コピー削除手順について

=================================

diskshadow ユーティリティは Windows Server 2008 以降に標準で実装されています。

Windows Server 2003 や Windows 7 ではこの方法は利用できません。

 

1. 管理者権限にてコマンド プロンプトを起動します。

2. diskshadow と入力し diskshadow ユーティリティを起動します。

3. 削除したいシャドウ コピーにあわせ delete shadows コマンドを実行します。

 

以下に削除の実行例をご案内します。

 

実行例 1)

S ドライブの一番古いシャドウ コピーから 1 世代ずつ削除する場合は delete shadows oldest コマンドを実行します。

 

>diskshadow

>delete shadows oldest S:

 


実行例 2)

S ドライブの全てのシャドウ コピーを削除する場合には delete shadows volumeコマンドを実行します。

 

>diskshadow

>delete shadows volume S:

実行例 3)

特定のシャドウ コピーを削除するには delete shadows SET <セット ID> や delete shadows ID <シャドウ ID> コマンドを利用します。

<セット ID> や <シャドウ ID> に指定する値は list shadows all コマンドにて確認が可能です。

 

各コマンドの詳細については、delete /? にてヘルプを参照するか、以下の参考情報を参照してください。

 

- 参考情報

Delete shadows

http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc754915(v=ws.10).aspx

 

Diskshadow

http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc772172(v=ws.10).aspx

 

 

Windows Update のクリーンアップ について

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こんにちは。Window プラットフォーム サポートの高山です。

 

Windows 7 Service Pack 1 向けの更新プログラム 2852386 をインストールすると、ディスク クリーンアップ (cleanmgr.exe) に Windows Update のクリーンアップ という項目が追加されます。

今日は、Windows Update クリーンアップについて説明します。

 

 

Windows Update のクリーンアップの概要

 

Windows 7 Service Pack 1 に、更新プログラム 2852386 をインストールすると、ディスクのクリーンアップ (cleanmgr.exe) に "Windows Update のクリーンアップ" という項目が新たに追加されます。

なお、Windows 8 および Windows 8.1 は、既定でこの項目が存在します。

 

Windows Update のクリーンアップ のチェック ボックスを ON にした状態でディスク クリーンアップを実行すると、過去にインストールされ、不要になった更新プログラムの情報が削除されます。

削除するのは、システム側で差分の状態をチェックして消去しても問題がないと判断した更新プログラムの情報だけです。最新版のコンポーネントは残されるため、セキュリティ上のリスクは発生しません。

 


 

よくある質問

Q.
ディスクのクリーンアップを実行したところ、以前インストールしていた更新プログラムもアンインストールされてしまいました。セキュリティに問題がないかどうか心配です。

 

A.
セキュリティ上の問題はありません。

削除されるのは、既に不要と判断された古い更新プログラムの情報だけです。

 

.....................................................

Q.
Windows Update のクリーンアップを実施する前に、更新プログラムが削除されるのか事前に確認する方法はありますか?

 

A.
DeepClean.log で確認することができます。

 

  • %WinDir%\Logs\CBS\DeepClean.log を開きます。
  • "unique components" というキーワードで検索を行い、削除対象の更新プログラムのパッケージ番号を確認します。

 

// 参考例 (DeepClean.log)

2013-12-05 16:04:16, Info  CBS    DC:Package_for_KB2855844~31bf3856ad364e35~x86~~6.1.1.2:unique components: 8 Size: 3.65 MB (3,835,278 bytes)

(※KB2855844 が削除される更新プログラムとしてピックアップされています)

 

.....................................................

Q.
どの更新プログラムが削除されたのかを知る方法はありますか?

 

A.
DeepClean.log で確認することができます。

 

  • %WinDir%\Logs\CBS\DeepClean.log を開きます。
  • "superseded - uninstalled" というキーワードで検索を行うと、削除された更新プログラムのパッケージ番号が確認できます。

 

// 参考例 (DeepClean.log)

2013-12-05 16:17:08,Info   CBS    Package_for_KB2855844~31bf3856ad364e35~x86~~6.1.1.2 superseded - uninstalled

(※KB2855844 が削除されたと記録されています)

 

 

参考情報

 文書番号 : 2852386

Disk Cleanup Wizard addon lets users delete outdated Windows updates on Windows 7 SP1

http://support.microsoft.com/kb/2852386/en-us

 

Breaking News! Reduce the size of the WinSxS Directory and Free up Disk Space with a New Update for Windows 7 SP1 Clients

http://blogs.technet.com/b/askpfeplat/archive/2013/10/07/breaking-news-reduce-the-size-of-the-winsxs-directory-and-free-up-disk-space-with-a-new-update-for-windows-7-sp1-clients.aspx

“マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項が見つかりません” でエラーになる事象について

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こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの松田です。

 

今回は Windows Server 2012 R2 を仮想マシンとしてセットアップする際に発生するエラーについてご紹介いたします。

 

仮想マシンに割り当てるメモリを Hyper-V 環境の既定値である 512 MB に設定した場合、以下のメッセージを伴ってセットアップが失敗いたします。

 

 

セットアップの段階ではページファイルが使用できないため、利用可能な物理メモリが足りなくなると、予期せぬエラーが発生することにより上記の事象が発生いたします。

 

同様の事象が発生した際には、一時的に 800 MB 以上のメモリを割り当ててセットアップしていただくか、英文とはなりますが、以下の公開情報をご確認いただきページファイルを割り当ててください。

 

Release Notes: Important Issues in Windows Server 2012 R2

http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn387077.aspx

 

-- 上記の記載内容より抜粋 --

• Allocate more than 800 MB RAM to the
virtual machine you intend to install this release on. Once Setup has
completed, you can change the allocation to as little as 512 MB RAM, depending
on the actual server configuration.

 

• Interrupt the boot process of this
release on the virtual machine with SHIFT+F10. In the command prompt that
opens, use Diskpart.exe to create and format an installation partition. Run
Wpeutil createpagefile /path=C:\pf.sys (assuming the installation partition you
created was C:). Close the command prompt and proceed with Setup.

------------------------------------------

 

なお、メモリ不足が発生した場合、上記エラーに限らずその他予想外のエラーが発生する場合もあります。

そのため、512 MB の環境で OS セットアップ中に予期しないエラーが発生した場合には、まずは同様の対処をご検討ください。

 

 

Windows 7 環境にセキュリティ更新プログラムまたは、修正プログラムが適用できない。

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こんにちは。 Windows プラットフォーム サポートの服部です。

 

Windows Update などでセキュリティ更新プログラムや修正プログラムなどをシステムにインストールする際に、エラーになってしまい、インストールに失敗するというお問い合わせを頂く事があります。

このような状況で、お試しいただきたい内容についてご紹介します。

 

インストールが失敗した更新プログラムを再度インストールする際、まずお試しいただきたい内容としては以下の 2 点があります。

 

a) 更新プログラムの個別適用

b) システム更新準備ツールの実行

 

a) 更新プログラムの個別適用について

=========================

更新プログラムを個別にダウンロードしていただき、インストールを試した結果インストールが成功する場合があります。

この方法によって、インストールの失敗は Windows Update 経由でのみ発生する問題なのか、その更新プログラム適用時に発生する問題なのかが、切り分けできます。

 

更新プログラムを個別にダウンロードする際には、「Microsoft Update カタログ」のご利用をご検討ください。

 

・更新プログラムを個別にダウンロードする「Microsoft Update カタログ」

http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Home.aspx

 

当該サイトで更新プログラムの番号で検索いただき、表示された更新プログラムを選択し、[バスケットに追加] 後に [バスケットの表示] を選択すると、ダウンロード ボタンが表示されます。

  

セキュリティ更新プログラムを適用する前に、関連ドキュメントを確認する際は、"詳細:" または "サポート URL:"  からリンクを表示して、内容をご確認ください。

 

特に、詳細: ページ内の "このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)" セクションには問題解決につながる情報が含まれている可能性もあるのでご一読される事をお勧めします。

 

b) システム更新準備ツールの実行について

=========================

システム更新準備ツール (KB947821) は Service Pack や 更新プログラムの適用の妨げとなる特定の状態を解決するためのツールです。

実行するとシステム内部の不整合をスキャンし、問題が見つかった場合は自動的に修復を試みます。

 

システム更新準備ツール (KB947821) を実行すると、更新プログラムのインストール画面で "インストール中" とプログレス バーが表示され実行が進みます。

しかし、システム内に新たなモジュールが追加されるというわけではないため、システムに変更を加えることはございません。

また、通常はシステムの再起動なども発生いたしません。

弊社でも汎用的にご案内をさせていただいているツールであり、本ツールによるトラブルなどは特にございません。

作業は 15 ~ 30 分程度で完了します。

 

終了するとウイザードに「完了」した旨が表示されます。

特に UI 上には実行結果を表示することはございませんが、CheckSUR.log というログ ファイルに実行結果を出力します。

本ツールによるシステムの負荷は特にございませんが、サーバー負荷が問題となる環境では、負荷の少ない時間帯でご実施ください。

 

詳細につきましては、以下の技術情報をご参照ください。

------------------------------------------------------------

Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 のシステム更新準備ツールについて

http://support.microsoft.com/kb/947821/ja

------------------------------------------------------------

上記 URL 内からツールをダウンロードして実施いただければと存じます。

技術情報 947821 内には、システム更新準備ツールによって解決できる Windows Update エラーのエラー コードも纏まっております。

 

■ システム更新準備ツールの実行結果にエラーが表示された場合

=======================================

 

システム更新準備ツールを実行してみたところ、自動修復が行えないエラーが発生する場合もございます。

その場合のエラーの改善方法は以下の技術情報に纏まっております。

 

英語の資料で大変恐縮ではございますが、当該参考資料に CheckSUR.log で記録された破損マニフェストや破損カタログファイルの修復方法が纏まっております。

 

How to fix errors found in the CheckSUR.log

http://support.microsoft.com/kb/2700601

 

Advanced guidelines for diagnosing and fixing servicing corruption

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee619779%28v=WS.10%29.aspx

 

 

一例となりますが、例えば上記資料にあるようなマニフェストまたはカタログ ファイルが破損している場合の、修復方法は 2 つあり、下記のいずれかで修復は可能です。

 

1) 更新プログラムの msu ファイルがある場合は、%windir%\CheckSUR\Packages に msu ファイルを配置する方法

2) %windir%\Temp\CheckSUR\winsxs\manifests\ 配下に正常な環境から抽出した manifest を配置する方法

 

 

msu ファイル置換作業の例:

 

修復手順

=====

1. %windir%\CheckSUR 配下に Packages という名前の新規フォルダを作成します。

 

(補足) システム更新準備ツールを 1 度でも実行している環境では、%windir%\CheckSUR フォルダが存在しますが、削除している場合、もしくは存在しない場合は、手動で CheckSUR フォルダを作成してください。

 

2. 問題となった更新プログラムのパッケージ ファイルを入手します。

 

Windows6.1-KBXXXXXXX-x64.msu << -- ※ファイル名。

 

3. ダウンロードした msu ファイルを %windir%\CheckSUR\Packages 配下に配置します。

 

例) 以下のような階層となるように msu ファイルを配置します。

 

%windir%\CheckSUR\Packages\Windows6.1-KBXXXXXXX-x64.msu

 

4. システム更新準備ツールを再実行します。

 

 

■ システム更新準備ツールの実行結果にエラーが表示されない場合

=======================================

更新プログラムのインストールはエラーとなるが、システム更新準備ツールでエラーが記録されない場合は、更新プログラムの適用に失敗する原因をログを解析して調べる必要があります。

 

CBS ログは下記のパスに格納されております。

 

  %SYSTEMROOT%\Logs\CBS

 

エラーの内容は状況によって異なるため、ログに記録された内容によって対処策も異なります。一般的なエラーについては以下の技術情報に纏まっております。

 

コンポーネント ベース サービシング ログ

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc732334(v=WS.10).aspx#CBS

 

問題解決のためのその他のツール

================================

なんらかのメモリ情報やシステム ファイルの破損が原因で更新プログラムの適用が失敗する際に以下の 3 点をお試しいただく事で、事象が改善する可能性や、またはエラー箇所が特定できる可能性があります。

 

1. SFC を実行する

---------------------------

システム ファイル チェッカー ツール (SFC.exe) は、不足しているシステム ファイルや破損しているシステム ファイルをスキャンして、それらを修復するための OS 標準のツールであり、コマンド プロンプトから実行できます。

 

1) コマンド プロンプトを管理者権限で起動します

2) 下記のコマンドを実行します

 

sfc /scannow

 

3) おおよそ 5 ~ 20 分程度で終了します

 

 

<参考情報>

システム ファイル チェッカー ツールを使用して、Windows Vista または Windows 7 の不足しているシステム ファイルまたは破損しているシステム ファイルのトラブルシューティングを行う方法

http://support.microsoft.com/kb/929833

 

 

2. Windows メモリ診断を実施する

---------------------------

メモリに関する問題が発生しているかどうかは、メモリ診断を実施する事で確認できます。

 

1)  [スタート]-[プログラムとファイルの検索] に MdSched.exe と入力してください

2)[プログラム] に表示された MdSched.exe をクリックすると [Windows メモリ診断]  が起動します

3)[今すぐ再起動して問題の有無を確認する] をクリックすると、すぐに再起動が開始され、メモリ 診断が自動的に開始されます

 

(補足)

メモリ診断の結果は、システム イベント ログにも出力されます。

ソース MemoryDiagnostics-Results をご確認ください。

万一、メモリ上にエラーが見つかった場合は、H/W 側の対処をご検討ください。

 

<参考情報>

コンピュータでメモリに関する問題が発生しているかどうかを知る方法

http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-vista/How-do-I-know-if-my-computer-has-a-memory-problem

 

3. クリーンブートを実行して、OS に関連性のないドライバを停止する

---------------------------

OS 標準以外の常駐アプリケーションやドライバを停止した場合にインストールが可能となるか切り分ける方法です。

 

Windows Vista または Windows 7 でクリーン ブートを実行して問題のトラブルシューティングを行う方法

http://support.microsoft.com/kb/929135

 

上記の内容が更新プログラム適用時の問題についてご参考になれば幸いです。

 

McAfee VSE 8.7 Patch 5 or 8.8 Patch 1 のインストール後に、クラスター共有ボリューム (CSV) の状態が "リダイレクトされたアクセス" と表示される。

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こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの加藤です。

最近いただくお問い合わせのひとつに、Windows Server 2008 R2 のクラスター環境に McAfee VSE 8.7 Patch 5 or 8.8 Patch 1 をインストール後、クラスター共有ボリューム (CSV) の状態が "リダイレクトされたアクセス" と表示される問題があります。



この状態で”リダイレクトされたアクセスを無効にする” を実行しても失敗します。

この問題はMcAfee のフィルター ドライバー (mfehidk.sys) の Altitude の値に小数点が含まれているため発生します。
クラスター サービスはダイレクト モードで CSVを使用できるかどうかを決定するとき、同じストレージ スタック上のすべてのフィルター ドライバーを調べます。
この時、クラスターは、Altitude の値に小数点が含まれていると正しく認識しないためこの問題が発生します。

この問題を回避するには、以下の KB から修正プログラムをダウンロードして適用します。

Redirected mode is enabled unexpectedly in a Cluster Shared Volume when you are running a third-party application in a Windows Server 2008 R2-based cluster
http://support.microsoft.com/kb/2674551


この問題は、McAfee フィルター ドライバー以外でも、Altitude の値に小数点が含まれているフィルター ドライバーがインストールされている場合には、同様に発生します。
インストールされているフィルター ドライバーが Altitude の値に小数点を使用しているかどうかは、以下の fltmc コマンドで確認が可能です。

C:\> fltmc

Filter Name     Num Instances       Altitude        Frame
------------------------------------------------------------------------
CSVFilter                 2                    404900            0
mfehidk                                         329998.99  <Legacy>
mfehidk                   2                    321300.00       0


また、この問題が発生した際には、クラスター ログに以下のログが記録されます。

-----------------
INFO  [DCM] FsFilterCanUseDirectIO is called for \\?\Volume{1aaddcc6-a258-1433-a5f4-469bc4239437}\
ERR   mscs::FilterSnooper::CanUseDirectIO: BadFormat(5917)' because of 'non-digit found'
INFO  [DCM] PostOnline. CanUseDirectIO for Volume1 => false
-----------------

インストールされているフィルタードライバーの Altitude の値に小数点が使用されている、またはクラスター ログに上記のログが記録されている場合には、修正プログラムを適用をお願いします。

なおクラスター ログはテキスト形式では保存されていないため、コマンドでテキストへ変換する必要があります。
クラスター コマンドの "Cluster log /g" を実行すると、クラスターを構成するすべてのノードで、各ノードの “C:\Windows\Cluster\Reports\” ディレクトリにテキスト ファイルのクラスター ログ (Cluster.log) が生成されますので、クラスター ログを参照する場合には、このコマンドをご利用ください。

- 構文
cluster /cluster:<クラスタ名> log /generate

*  /cluster:<クラスタ名> は省略可能
*  /generate は /g でもよい

- 参考
WSFC: クラスタ ログはどこ?
http://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2009/04/21/windows-server-2008-failover-clustering.aspx

FIXED: Cluster Shared Volumes (CSV) in redirected access mode after installing McAfee VSE 8.7 Patch 5 or 8.8 Patch 1
http://blogs.technet.com/b/askcore/archive/2012/03/18/fixed-cluster-shared-volumes-csv-in-redirected-access-mode-after-installing-mcafee-vse-8-7-patch-5-or-8-8-patch-1.aspx

Pubprn.vbs でプリンターを公開しようとすると “パラメータが間違っています” というエラーが発生する

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こんにちは。

Windows サポートのけまるやです。

 

Windows には、プリンターに関する様々な処理を実行するために、いくつかの VB スクリプトが付属いたします。

今回は、そのなかでも Pubprn.vbs コマンドを実行した場合に発生する問題についてお問い合わせがありましたため、ご紹介します。

 

Pubprn.vbs
http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc753116.aspx

 

Pubprn.vbs コマンドは、Windows NT4 で共有されているプリンターを Windows 2000 以降の Active Directory 上に登録するために作成されたスクリプトです。

しかしながら、Pubprn.vbs コマンドは、スクリプトを実行するサーバー自身が共有しているプリンターを公開する場合には、下記のようなエラーが発生することがあります。

この問題について調査を行いましたところ、Pubprn.vbs コマンドは、プリンターの公開処理を呼び出すにあたり、共有しているプリンターの情報取得を行うのですが、ローカル コンピューターをあて先とした場合には、取得されたプリンター名が UNC パスの形式ではないために、その後のチェックでエラーが発生することがわかりました。

このため、Pubprn.vbs コマンドを使用して、サーバー自身が共有しているプリンターを公開することはできません。

Pubprn.vbs コマンドを使用してプリンターの公開を行う場合には、プリンターを共有しているサーバーとは別のコンピューターから pubprn.vbs コマンドを実行していただくよう、ご注意ください。

 

以上、お問い合わせ事例のご紹介でした。

寒い季節が続きますね。風邪をひかぬよう、お気をつけてお過ごしください。

 

Windows サポート担当

けまるや


Windows Server 2012 上での NFS 利用時のユーザーマッピングについて

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こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの松田です。

 

今回は Windows Server 2012 から追加されたユーザーのマッピング方法についてご紹介いたします。

 

Windows 上で NFS を利用する場合、Windows ユーザーと UNIX ユーザーのマッピングが必要な場合があります。

Windows Server 2008 R2 までは、Active Directory (AD) もしくは、Active Directory Lightweight Directory Service (AD LDS) を利用する方法が一般的でした。さらに Windows Server 2012 からは、新たに passwd/groupファイルによる簡易なマッピングが追加されています。

 

例として、WORKGROUP 環境の Administrator と Administrators グループを UNIX の root ユーザー(uid:0) と root グループ (gid:0) にマッピングする手順についてご紹介します。

 

1. UNIX マシンより passwd ファイルと group ファイルをコピーします。

2. 手順 1 で用意した passwd ファイルのユーザー名の表記を root から Administrator に変更します。同様に group ファイルのグループ名の表記を root から BUILTIN\Administrators に変更します。

   // 変更例 (passwd ファイル):

   Administrator:x:0:0:root:/root:/bin/bash

   // 変更例 (group ファイル)

   BUILTIN\Administrators:x:0:root

※WORKGROUP 環境の Administrators には、 BUILTIN\Administrators と記載する必要があります。
また、passwd ファイルのエントリはユーザー名、UID、GID のみが参照され、ホーム ディレクトリやログイン シェルなどのエントリは無視されます。
group ファイルのエントリはグループ名、GID、グループ リストが参照されます。

3. passwd ファイルと group ファイルを以下のパスに配置します。

   %SystemRoot%\system32\drivers\etc\

 

このように passwd ファイルと group ファイルを利用することで簡単にマッピングが実現することができます。

 

<参考情報>

NFS Identity Mapping in Windows Server 2012

http://blogs.technet.com/b/filecab/archive/2012/10/09/nfs-identity-mapping-in-windows-server-2012.aspx

 

 

クラスター共有ボリュームの状態が “バックアップが進行中です,(リダイレクトされたアクセス)” と表示される

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こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの加藤です。

最近いただくお問い合わせのひとつに、Windows Server 2008 R2 のクラスター環境で、クラスター共有ボリューム (CSV) の状態が “バックアップが進行中です。(リダイレクトされたアクセス)” と表示される現象があります。
この状態で “リダイレクトされたアクセスを無効にします” を実行しても失敗します。


この現象は CSV 上の仮想マシンのバックアップが進行中であれば、バックアップ完了後にダイレクトアクセスに戻るため無視しても問題はございません。
これは、CSV 上の仮想マシンのバックアップ中は、リダイレクト モードに一時的に切り替わるためです。

しかし、バックアップ進行中ではない状況下で、上記状態となっている場合には、前回バックアップ時に作成された ShadowCopy が何らかの原因で残ってしまったために発生している可能性があります。
※ 一般的にはバックアップが途中で失敗した場合などの状況が考えられます。
クラスターは、CSV に ShadowCopy が残されていると、バックアップ完了しておらず進行中であると認識するため、この現象が発生します。
なお、状況によっては、”バックアップが進行中です” が表示されず、”リダイレクトされたアクセス” のみとなっている場合もあります。

この問題に対処するためには、CSV 上に残された ShadowCopy を削除します。

------------------------
1. ”リダイレクトされたアクセス” 状態の CSV の所有者のノード上で、管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。
2. 以下のコマンドを実行します。
>diskshadow
>delete shadows all
3. ShadowCopy 削除後も ”リダイレクトされたアクセス” の表示が消えない場合には CSV を他のノードに移動します。
------------------------

- 参考
DPM 2010 で Hyper-V の CSV 環境のバックアップを行った際に、Hyper-V ホストで Microsoft-Windows-FailoverClustering ID 5121 のエラーが記録される
http://support.microsoft.com/kb/2492143/ja

- 参考
McAfee VSE 8.7 Patch 5 or 8.8 Patch 1 のインストール後に、クラスター共有ボリューム (CSV) の状態が "リダイレクトされたアクセス" と表示される。
http://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2014/01/17/mcafee-vse-8-7-patch-5-or-8-8-patch-1-csv-quot-quot.aspx

ストレージ 共有ディスクを複数ホストでご利用いただく際の注意事項

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こんにちは。Windows テクノロジー サポートの服部です。

“物理サーバーに外部接続された SAN ストレージ上のディスクを、複数ホスト サーバーから共有ドライブとして使用したい。”というお問い合わせをいただく事がございます。

このような要件でストレージをご利用いただく際の一般的な注意事項をお話させていただきます。


注意事項1.
--------------

Windows OS では、一つのボリュームを複数のシステムから同時にマウントして使用することをサポートしておりません。

例えば、共有ディスクとして SAN ストレージ上のディスクを使用する際、ディスク装置上のマッピングは複数のホストに実施しどのノードからもアクセス可能状態と設定します。

この際、気にするべきポイントは各ファイル システムから同時にディスクへアクセスさせてはいけないという点です。

複数のホストから同時にボリュームをマウントして使用した場合には、各サーバーによる操作の整合性が取れず、ファイル システムの不整合が発生し、ディスク上のデータ破損などが発生する可能性があります。

参考資料 :
文書番号: 816307
Windows Server 2003 ベースのコンピューターでのダイナミック ディスクの使用に関する推奨事項
http://support.microsoft.com/kb/816307/ja

抜粋 :
Windows では、1 つのディスク ボリュームを複数のホストで同時にマウントすることは サポートされません。
この制限は、ベーシック ディスク上またはダイナミック ディスク上に配置されたボリュームに対して適用されます。


注意事項 2.
--------------

Windows Server 2008 R2 以降、"自動マウント (Automount)" 機能が既定で有効になっており、無効にすることは推奨しておりません。

ボリュームのディスマウントは mounvtol <ドライブ レター> /P コマンドで行うことができますが、システムを再起動すると自動マウント機能により再マウントされた状態になります。

ドライブ レターはアサインされていない状態になりますが、ファイル システムとしてはマウントされた状態になりますので、アクセスを完全にブロックすることができません。

自動マウント機能を切る (*) こともできますが、こうするとシステム予約領域 (ディスクの先頭の 100MB の領域です) も再起動後にマウントされなくなるため、推奨いたしません。

参考資料 :
自動マウント機能が無効化されている事でシステム予約領域がマウントされず、リストアに失敗した事例です。

文書番号: 2796371
Windows Server 2008 R2 で自動マウント機能が無効な場合にベア メタル回復のリストア時にエラー 0x80042302 が発生しリストアに失敗する
http://support.microsoft.com/kb/2796371

ディスクの排他制御を行うため、一つのホストでボリュームをオンラインにした場合もう一方のサーバーでは、ディスクをオフライン状態とします。こうしていただくことで、ディスクは不活性状態になります。

排他制御の目的とは、データの一貫性と独立性を確保する事ですので、ディスクをオフラインとしなくてもボリュームのディスマウント(または HBA デバイス無効化等)を実施しておけば、排他制御としては十分ではないかとお考えになると思いますが、Windows Server 2008 R2 以降、"自動マウント (Automount)" 機能が既定で有効になっておりますため、ストレージがオンライン状態で起動しますとシステム上に新規のボリュームが検出されると自動的にマウントし、ドライブ レターを割り当てます。

このため、起動時の状況によっては複数ホストによる同時マウントが発生し、ファイルシステムの障害の要因となることが考えられます。

..補足..

Windows Server 2008 R2 では Automount の無効は推奨されないため、ディスクのオンライン/オフラインは“SAN ポリシー”で制御されます。

Windows Server 2008 R2 の Standard Edition では、既定では検知されたディスクを自動でオンライン状態にする設定になっています。

Windows Server 2008 R2 の Enterprise Edition 以上では、既定のポリシーは OfflineShared です。このケースではブート ディスクの他に、共有バス上にないディスクはオンラインになります。既定では、オフライン ディスクは読み取り専用になります。

SAN ポリシーは、diskpart の SAN コマンドにて確認することができます。


参考資料 :

San
http://technet.microsoft.com/en-us/library/gg252636(v=ws.10).aspx

文書番号: 973834
<英語原文>
Microsoft Hyper-V Server SAN policy is set to automatically mount volumes on startup
http://support.microsoft.com/kb/973834/en-us
<機械翻訳>
Microsoft Hyper-V サーバーの SAN このポリシーを起動時に自動的にボリュームをマウントする] に設定します。
http://support.microsoft.com/kb/973834/ja


注意事項 3
--------------

Server サービスの起動時に対象のドライブがマウントされていないと共有設定が再生成されない場合があります。

ディスク上に、例えば共有フォルダを作成した場合、Server サービスによってその共有設定の情報が管理されます。

共有アクセス権の情報は、レジストリに格納されており、Server サービスは起動時にこのレジストリを読み込む動作をします。

手動でディスクのオンラインを実施する際、ストレージのマウントが完了する前にServer サービスが起動してしまうと共有設定が消えてしまう状況が発生する場合があります。

この場合は Server サービスの再起動によってこれまでに設定した情報を再度読み込む事で共有アクセス権を再認識させる事が可能です。

参考資料 :
文書番号: 870964
コンピューターの起動時に iSCSI デバイス上のファイル共有再作成しません。
http://support.microsoft.com/kb/870964/ja

当コンテンツがお客様のお役に立てば幸いです。

Windows PE で特定のアプリケーションを起動させる方法について

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こんにちは。

Windows プラットフォームサポートの頂です。

 

今回はWindows PE のカスタマイズについてご紹介いたします。

一般的な Windows PE のシナリオとして、Windows のインストールやトラブルシューティング ツールとして利用できますが、Windows PE のカスタマイズをすることで、自分で用意したアプリケーションを起動することや、特定の作業だけを実施させることなどもできます。

ここでは、Windows PE 利用時に、特定のシェルやアプリケーションを起動する方法として、Winpeshl.ini を利用した手順の記述方法をご紹介したいと思います。

 

まずは Windows PE の起動についてから少しご説明いたします。

カスタマイズされていない (標準構成) Windows PE より起動した場合、OS のカーネルなどが読み込まれ、その後、Winpeshl.exe 、 Startnet.cmd 、Wpeinit.exe の順に起動します。

その起動プロセスが終了すると、コマンド プロンプトが表示された状態になりますが、今回ご紹介する Winpeshl.ini を利用する手順は、上記プロセスの startnet.cmd を実行する前の処理をカスタマイズする方法となります。

 

具体的には、自分で用意したアプリケーション (シェル) を Windows PE で起動して利用することや、アプリケーションから設定された特定の処理のみ実行することができます。

 

注意点としては、Winpeshl.ini  を利用してカスタマイズすると、Wpeinit.exe が実行されない状態でWindows PE が起動します。

その場合、Plug and Play デバイスのインストールやネットワークの初期化などが行われないため、ご利用用途によっては Wpeinit.exe に対する処理も含める必要があります。

 

Winpeshl.ini  については、以下 Technet サイトでご紹介いたしております。

Winpeshl.ini のリファレンス

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh825046.aspx

 

Winpeshl.ini Reference

http://technet.microsoft.com/EN-US/library/hh825046.aspx

※ こちらは英語でのドキュメントとなります。

 

[設定について]

上記Technet サイトの情報を基に Winpeshl.ini ファイルの記載例などについてご紹介いたします。

 

 - Winpeshl.ini ファイルの記載例

----------------------

[LaunchApp]

AppPath = %SYSTEMDRIVE%\Fabrikam\shell.exe

[LaunchApps]

%SYSTEMDRIVE%\Fabrikam\app1.exe

%SYSTEMDRIVE%\Fabrikam\app2.exe, /s "C:\Program Files\App3"

----------------------

 ※ [LauchApps] セクションではアプリケーション名とオプションをカンマ (,) で区切ります。

上記以外のTechnet 文書では、"-option1" など様々な記載例となっていますが、オプションで引数として渡す値については、実際に利用するアプリケーションに合わせて任意の設定を行います。

 たとえば、メモ帳を起動してファイルを開くような場合は、カンマの後にファイル パスを入力します。

 

なお、[LaunchApp] と [LaunchApps] のいずれかのセクションのみでの利用も可能です。

どちらのセクションに記載した場合でも、実行されたコマンド プロンプト ウインドウ または、カスタム シェル アプリケーションを終了すると、Windows PE が再起動します。

 

以下では、それぞれのセクションについてご説明いたします。

 

[LaunchApp] セクションについて

--------

[LaunchApp]

AppPath = %SYSTEMDRIVE%\Fabrikam\shell.exe

--------

AppPath エントリに、シェル アプリケーションへのパスを設定します。

完全修飾パスまたは環境変数 (%SYSTEMROOT%\System32\Myshell.exe など) を指定できます。

LaunchApp はコマンド ライン オプションをサポートしません。

LaunchApp は 1 つのアプリケーションのみ実行できます。

250 文字を超えるコマンドは指定できません。

 

 [LaunchApps] セクションについて

----------------------

[LaunchApps]

%SYSTEMDRIVE%\Fabrikam\app1.exe

%SYSTEMDRIVE%\Fabrikam\app2.exe, /s "C:\Program Files\App3"

----------------------

アプリケーションでコマンドライン オプションを使用して、実行するには、[LaunchApps] セクションを使用します。

アプリケーションは複数実行可能で、一覧に記載された順に実行されます。

アプリケーション名とオプションをカンマ (,) で区切ります。

250 文字を超えるコマンドは指定できません。

- 参考情報

Windows プレインストール環境 (Windows PE) の概要

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh825110.aspx

 

Windows PE とは

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd799308(v=WS.10).aspx

 

Windows PE の機能

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd744556(v=WS.10).aspx

 

クラスター環境に適用を推奨する修正プログラムについて

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こんにちは。日本マイクロソフトの永野です。

弊社ではクラスター製品をご利用のお客様に、より安定した運用を行って
いただくために、適用を推奨する修正プログラムを各製品ごとにまとめて
ご案内しております。
弊社にお問い合わせいただいて調査した結果、推奨する修正プログラムの
適用で改善したといったお問い合わせも少なくありません。

以下に各製品ごとのリンクをご案内いたしますので、もしクラスター製品を
ご利用でしたら、資料内で紹介されております修正プログラムの適用を
ご検討ください。

Recommended hotfixes for Windows Server 2003 Service Pack 2-based server clusters
http://support.microsoft.com/kb/935640/en-us
http://support.microsoft.com/kb/935640/ja (日本語機械翻訳)

Recommended hotfixes for Windows Server 2008-based server clusters
http://support.microsoft.com/kb/957311/en-us
http://support.microsoft.com/kb/957311/ja (日本語機械翻訳)

Recommended hotfixes and updates for Windows Server 2008 R2-based server clusters
http://support.microsoft.com/kb/980054/en-us
http://support.microsoft.com/kb/980054/ja (日本語機械翻訳)

Recommended hotfixes and updates for Windows Server 2012-based failover clusters
http://support.microsoft.com/kb/2784261/en-us

Recommended hotfixes and updates for Windows Server 2012 R2-based failover clusters
http://support.microsoft.com/kb/2920151/en-us

実際に修正プログラムを適用される場合には、弊社推奨の
手順も以下の技術情報で公開しておりますのでご参照ください。

クラスターに Service Pack をインストールする方法
http://support.microsoft.com/kb/174799/ja

上記技術情報の手順は、Windows Server 2003 などを基に作成された
ものとなりますので、Windows Server 2008 R2 での用語/操作に合わせた
手順を以下にご紹介いたします。

  1. システムのイベント ログを調べて、エラーが発生していないかどうか、およびシステムが正常に動作しているかどうかを確認します。
  2. 各システムについて、最新のバックアップがあることを確認します。ファイルの破損、電源障害、または互換性の問題が発生した場合は、Service Pack のインストールを実行する前のシステムの状態に戻す必要が生じることがあります。
  3. [フェールオーバー クラスター マネージャー] を開き、[Node A] を右クリックして、[一時停止] をクリックします。
  4. [Node A] を選択し、中央のウィンドウ [サービスとアプリケーション] でグループを右クリックし、[このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動] などを利用して、すべてのグループをノード B に移動します。
  5. ノード A に Service Pack をインストールし、コンピューターを再起動します。
  6. システムのイベント ログを調べて、エラーが発生していないかどうかを確認します。エラーが発生している場合は、そのエラーを解決してから、この手順を続行します。
  7. フェールオーバー クラスター マネージャーで [Node A] をクリックし、[再開] をクリックします。
  8. フェールオーバー クラスター マネージャーで [Node B] をクリックし、[一時停止] をクリックします。
  9. [Node B] を選択し、中央のウィンドウ [サービスとアプリケーション] でグループを右クリックし、ノード B が所有するすべてのグループについて [このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動] などを利用して、ノード A に移動します。
  10. ノード B に Service Pack をインストールし、コンピューターを再起動します。
  11. システムのイベント ログを調べて、エラーが発生していないかどうかを確認します。エラーが発生している場合は、そのエラーを解決してから、この手順を続行します。
  12. フェールオーバー クラスター マネージャーで [Node B] をクリックし、[再開] をクリックします。
  13. [このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動] などを利用して、既定の所有者にグループを戻します。

Windows 8.1 Update が公開されました。

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こんにちは。Windows Platform サポートです。
本日付けで Windows 8.1及び Windows Server 2012 R2 をご利用になっているお客様にとって非常に重要なアップデートを公開いたしましたので、以下にご案内させていただきます。

Windows RT 8.1、8.1 の Windows、および Windows Server 2012 R2 の更新 4 月 2014
http://support.microsoft.com/kb/2919355/ja (日本語機械翻訳)
http://support.microsoft.com/kb/2919355/en (英語)

こちらのアップデートは、今後将来的にリリースされるアップデート (セキュリティ更新プログラム/修正プログラムなどを含む) を適用する為の前提条件となります。
たとえば 2014 年 5 月にリリースされる更新プログラムを適用する場合には、技術情報 2919355 のアップデートを適用していることが必要になります。

----- 技術情報 2919355 より抜粋 -----
All future security and nonsecurity updates for Windows RT 8.1, Windows 8.1, and Windows Server 2012 R2 require this update to be installed. We recommend that you install this update on your Windows RT 8.1, Windows 8.1, or Windows Server 2012 R2-based computer in order to receive continued future updates.

Windows RT 8.1, Windows 8.1, Windows Server 2012 R2, をお使い頂いている環境ではこのアップデートをインストール頂く事を強く推奨いたします。これは、 Windows RT 8.1, Windows 8.1, Windows Server 2012 R2, 環境において今後リリースされるアップデートのインストールにこのアップデートが必要となる為です。
----------

今回のアップデートによる具体的な改善点については以下の Blog をご参照ください。

マイクロソフト公式ブログ
Windows 8.1 Update - Windows エクスペリエンスにとっての重要な改良
http://blogs.technet.com/b/microsoft_japan_corporate_blog/archive/2014/04/04/windows-8-1-update-windows.aspx

Windows 8.1 Update: The IT Pro Perspective
http://blogs.windows.com/windows/b/springboard/archive/2013/10/18/windows-8-1-update-the-it-pro-perspective.aspx

※Windows Update を介さず手動インストールを行う場合は、以下のリンクをご利用頂けます。

Windows 8.1 Update (KB2919355)
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=42327

x64 ベース システム用 Windows 8.1 Update (KB2919355)
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=42335

Windows Server 2012 R2 Update (KB2919355)
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=42334

------ 上記リンクより抜粋 ------
1. ダウンロードを開始するには、[ダウンロード] ボタンをクリックして次のいずれかを実行するか、
[言語の変更] で別の言語を選択して [変更] をクリックします。
[実行] をクリックすると、すぐにインストールを開始します。

[保存] をクリックすると、後からインストールするためのダウンロード ファイルをコンピューターにコピーします。

2. これらの更新プログラムは、次の順序でインストールする必要があります: KB2919442、KB2919355、KB2932046、KB2937592、KB2938439、KB2934018。

3. KB2919442 は、Windows 8.1 Update の前提条件であるため、KB2919355 をインストールする前にインストールする必要があります。

Windows 8.1 用更新プログラム (KB2919442)
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=42135

Update for Windows 8.1 for x64-based Systems (KB2919442)
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=42162
--------------------------------

※追記 4/10

KB 2919355 のWSUS 経由での展開に関しましては、特定の WSUS 環境に起因した問題が確認されたため、現在のところ提供を延期しております。
詳細は以下の WSUS Blog をご参照ください。

WSUS における Windows 8.1 Update (KB 2919355) の配信について
http://blogs.technet.com/b/jpwsus/archive/2014/04/10/wsus-windows-8-1-update-kb-2919355.aspx

1月のタスクは登録時に実行されることがあります。

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こんにちは、Windows プラットフォーム サポートチームです。

今回は、タスク スケジューラのトリガー設定を行う際に発生する問題を確認いたしましたのでご紹介いたします。

 

[概要]

タスク スケジューラのトリガー設定をする際に、期待した動作とならない時期があることを確認いたしました。

本来、当月の過去の日付を毎月実行のトリガーとして設定すると、翌年の同日に実行されるよう設定されますが、システム時刻が 1 月だけ期待した動作とならず、タスクを保存した時点で意図せずタスクが実行されます。

1 月だけで発生する事象ではございますが、年始に設定変更などお考えの際にはご注意くださいますようお願いいたします。

 

詳細については、後述の具体例をご参照ください。

 

[具体例]

現在のシステム時刻が 2014 1 30 日に、タスクの実行トリガーを設定する際に、毎月実行のトリガーにて、以下のように1 15日に設定すると、タスクを保存した時点でタスクが実行されます。

 

本来であれば、現在時刻より前の時刻にトリガーを設定する場合、翌年の同日に実行されるように設定が行われます。

そのため、本例の場合次回実行時刻は 2015 1 15日 となることが想定された動作ではありますが、実行日が1月の過去の日付に設定された場合のみ、タスク スケジューラ サービス内の毎月実行のトリガーを計算する処理に問題があり、タスクを保存した時点でタスクが実行されます。

 

 

 

[回避策]

1 月の日付にて現在の時刻より前の時刻 (1月中) でトリガーを設定する場合、開始設定について明示的に指定します。


 

[対象OS]

Windows Server 2008 /Vista 以降のWindows にて発生いたします。

 

ご不便をおかけいたしますが、上記回避策にてご対応くださいますようお願いいたします。

 


ゲスト クラスターの構築がタイムアウトで失敗する

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こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの加藤です。

 

最近、Windows Server 2012 Hyper-V クラスター上の仮想マシンを利用したゲスト クラスターの構築時、またはノードの追加時にタイムアウトで失敗するというお問い合わせをいただくことがございます。

この問題は、クラスターの作成、または、ノードの追加の際に、ノード間通信のパケットがドロップしてしまい、相手ノードに届かないために発生します。

なお、ゲスト クラスターの対向ノードが同じホスト クラスターのノード上にいる場合には、発生しません。


Ping テストなどによるホスト間の物理ネットワークの疎通確認で問題が無い場合、Hyper-Vホストの物理 NIC にバインドされた、以下の項目を無効にすることで回避できる可能性があります。

 

Microsoft Failover Cluster Virtual Adapter Performance Filter

 

 

上記項目は、CSV のリダイレクト アクセスのパフォーマンスを向上させるためのコンポーネントです。

この問題は、上記コンポーネントが、ゲスト クラスター間の通信をドロップしてしまい、相手ノードに届かない事例が報告されております。

必須の機能では無いため、Hyper-V クラスター上のゲスト クラスターを構築する際には、無効化することをお勧めします。

 

- 参考

----------

Use Cluster Shared Volumes in a Windows Server 2012 Failover Cluster

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj612868.aspx

 

Microsoft Failover Cluster Virtual Adapter Performance Filter. This setting improves the ability of nodes to perform I/O redirection when it is required to reach CSVs, for example, when a connectivity failure prevents a node from connecting directly to the CSV disk. For more information, see About I/O synchronization and I/O redirection in CSV communication in this topic.

----------

 

バインドの解除は上記の GUI からチェックを外していただく方法以外に、Windows PowerShell を使用して無効できます。

 

以下の Windows PowerShell コマンドで、全ての物理 NIC からバインドを解除できます。

 

Get-netadapter | Disable-NetAdapterBinding -DisplayName "Microsoft Failover Cluster Virtual Adapter Performance Filter"

 

以下のコマンドで、バインド状態を確認できます。

 

Get-NetAdapterBinding | Where-Object {$_.DisplayName -eq "Microsoft Failover Cluster Virtual Adapter Performance Filter"} | FT Name,DisplayName,Enabled

Name             DisplayName                                     Enabled
-------             ---------------                                    ----------
vEthernet        Microsoft Failover Cluster Virtual A...    False
vEthernet 2      Microsoft Failover Cluster Virtual A...    False
vEthernet 3      Microsoft Failover Cluster Virtual A...    False
Ethernet 3       Microsoft Failover Cluster Virtual A...    False
Ethernet 2       Microsoft Failover Cluster Virtual A...    False
Ethernet          Microsoft Failover Cluster Virtual A...    False

 

 


Microsoft Failover Cluster Virtual Adapter Performance Filter
を解除しても、現象が回避できない場合には、チーミングの解除で回避できた報告もございますので、切り分けのためにチーミングの解除をお願いします。

 

Guest Cluster nodes in Hyper-V may not be able to create or join

http://support.microsoft.com/kb/2872325

クラスター環境における共有でディスクの拡張手順

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こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの加藤です。
弊社によくお問い合わせいただくクラスターの内容のひとつに共有ディスクの拡張手順がございます。

ディスク拡張の手順については下記の技術情報にて公開しています。 

Article ID: 304736
How to extend the partition of a cluster shared disk
http://support.microsoft.com/kb/304736/en-us 

上記技術情報は、日本語版が機械翻訳となっておりますので、本 Blog にて、日本語の手順をご紹介します。
※ 用語と画面は Windows Server 2012 のクラスター環境を使用しています。 

共有ディスク パーティションの拡張にはオンライン拡張と、オフライン拡張の2種類がございます。
オンライン拡張の場合は、サービスとノードを停止する必要はありませんが、クラスタ上で動いているアプリケーションやストレージ、各種ドライバが対応している必要がございます。
そのため、オンライン拡張機能を実行する前にそれが正しく動作することを確認するために、現在のハードウェア構成と同等の環境で事前にテストすることをお勧めします。
テスト環境がなく、事前にテストができない場合には、予期せぬ問題が発生することを避けるために、オフライン拡張での実施をお勧めいたします。

注意事項については特にございませんが、予期せぬ問題が発生してデータの損失を避けるために、事前のバックアップをお願いします。

手順概要
------------------------------------
※ オンライン拡張の場合には、手順 1 と 2 は不要です。
※ Windows Server 2003 の場合には [役割] を [グループ]、[開始] を [オンライン] に読み替えてください。
※ Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2 の場合には [役割] を [サービスとアプリケーション]、[停止] を [オフライン]、[開始] を [オンライン] に読み替えてください。

1. 任意のノードを一台残し、その他のノードをすべてシャットダウン (Windows Server 2003 環境のみ)

2. 拡張対象の物理ディスク リソースと同じ役割に存在する他のリソースをすべてオフライン

3. ストレージ側でディスクを拡張

4. OS 側でボリュームを拡張

5. 役割を開始し、全ノードを起動し移動テストを実施
 

手順詳細
------------------------------------
※ Windows Server 2003 の場合には [役割] を [グループ]、[停止] を [オフライン]、[開始] を [オンライン] に読み替えます。
※ Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2 の場合には [役割] を [サービスとアプリケーション]、[停止] を [オフライン]、[開始] を [オンライン] に読み替えます。

1. 任意のノードを一台残し、その他のノードをすべてシャットダウン (Windows Server 2003 環境のみ) 

2. 拡張対象の物理ディスク リソースと同じ役割に存在する他のリソースをすべてオフライン
 a) 拡張する物理ディスク リソースが存在する役割全体を停止し、物理ディスク リソースのみをオンラインにします。
 ※ このプロセスは、ディスクに対して開いているハンドルすべてを閉じる為です。
   個別にディスク以外のリソースをオフラインにしていただいてもかまいません。
   Windows Server 2003 のクォーラム ディスクはオフラインにできないため、本作業は不要です。

 

 

3.
ストレージ側でディスクを拡張
 a) ハードウェア ベンダーのマニュアルに記載されている手順を使用してディスクを拡張します。

4. OS 側でボリュームを拡張
 a) ディスクの管理 スナップインを開き、ドライブの末尾に拡張した新しい空き領域が追加されることを確認してください。
※ 追加されていない場合には [操作] – [ディスクの再スキャン] を実行します。
※ ドライブを拡張する手順で何か問題が発生した場合は、ハードウェアの製造元にお問い合わせください。


 b) ディスクの管理 スナップインで、既存のパーティションを右クリックし、[プロパティ] – [ボリュームの拡張] を実行します。
 
※ Windows Server 2003 と Windows Server 2008 のクラスターでは、diskpart コマンドを使用して拡張を実施します。手順は後述の [diskpart コマンドを使用した拡張手順] でご説明します。
      なお、他の OS でも diskpart コマンドを使用して拡張は可能です。



  c) [ボリュームの拡張ウィザード] が開始されますので、[ボリュームの拡張ウィザードの開始] で [次へ] をクリックします。
  d) [ディスクの選択] で拡張するサイズを、[ディスク領域 (MB) を選択] に入力し [次へ] をクリックします。(既定では拡張した空き容量すべてが入力されています。)

 

 e) [ボリュームの拡張ウィザードの完了] で [完了] をクリックします。

 

5.
役割を開始し、全ノードを起動し移動テストを実施
 
a) 拡張した物理ディスク リソースが含まれているを役割を開始し、すべてノードの電源を ON にします。

 

 b) 役割をクラスター内の他のすべてのノードに移動します。

 

なお、Windows Server 2003 と Windows Server 2008 のクラスターでは、ディスクの管理から共有ディスクを拡張することができません。
Windows Server 2003 と Windows Server 2008 のクラスターでは、diskpart コマンドを使用して拡張を実施します。(他のバージョンの OS でも diskpart コマンドで拡張可能です。)
diskpart コマンドで拡張する場合には、上記手順「4. OS 側でボリュームを拡張」の b) ~ e) を以下の手順に置き換えます。

- diskpart コマンドを使用した拡張手順
------------------------------------
1. コマンド プロンプトを開き、 diskpartと入力し、enter キーを押します。

2. コンピューター上の既存のボリュームを表示する為にdiskpart プロンプトで、 list volumeと入力し、enter キーを押します。

3. diskpart プロンプトで、select volume <volume number> と入力し、 enter キーを押します。

  ここでの <volume number> とは拡張するボリュームの番号です。

4. diskpart プロンプトで、 extend と入力し、 enter キーを押します。

  これにより、拡張可能なすべての空き容量が使用されます。
  または、 extend size=<size> と入力し、指定したサイズ (MB) を拡張します。

5. exit
と入力し、 enter キーを押します。diskpart プロンプトを終了します。

Windows 8 または Windows Server 2012 へ .NET Framework 3.5 をインストールする際の注意事項について [補足]

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Windows プラットフォーム サポートの奥原です。

 

.NET Framework 3.5 のインストールで Windows Update サイトへ接続ができない場合のインストール方法の補足情報をお伝えしたいと思います。

 

.NET Framework 3.5 をインストールする際には、以下のブログや公開情報にある通り、Windows Update サイトへ接続可能な環境が必要です。
 

  Windows 8 への .NET Framework 3.5 のインストール

  http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/vstudio/hh506443.aspx

  Windows 8 または Windows Server 2012 .NET Framework 3.5 をインストールする方法

  http://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2012/12/11/windows-8-windows-server-2012-net-framework-3-5.aspx

 

 

今回のブログでは、.NET Framework 3.5 をインストールする際に使用するパッケージについて説明します。

 

.NET Framework 3.5 をインストールする際に使用するパッケージは、以下の 2 点があります。

 

              1. Windows Update サイトからダウンロードする。(機能追加時に自動で接続されます。)

              2. Windows インストール メディア内の"Sources\SxS" フォルダにあるパッケージを使用する。

 

=================

1. Windows Update サイトからダウンロードする。

=================

.NET Framework 3.5 のインストールでは、既定で Windows Update サイトに接続してパッケージのダウンロードを行います。

 

=================

2. Windows インストール メディア内の"Sources\SxS" フォルダにあるパッケージを使用する。

=================

"Sources\SxS" フォルダのパッケージを使用する方法については、GUI からのインストールでは、"代替えパス" コマンドでは、"/Source" オプションで、パスを指定します。

 

~~~~~~~~

注意点1

~~~~~~~~

"代替えパス" "/Source" オプションを用いて"Sources\SxS" フォルダを指定しただけでは、Windows Update サイトへのアクセスは発生します。

 

これは、.NET Framework 3.5 のインストール時に、代替えパス等でパッケージを指定した場合でも、Windows Update サイトにパッケージのチェックを行う動作が含まれるためです。

Windows Update サイトへ接続できない環境の場合、コマンドで、"/Source" オプションに加え/LimitAccessオプションを付与します。

/LimitAccess オプションを指定することで、Windows Update サイトへのチェックを行う動作が無くなり、"/Source" オプションで指定したパッケージを用いてインストールが実行されます。

つまり、Windows Update サイトへ接続できない環境の場合は、GUI からのインストールを行うことができず、コマンドでのインストールを実施する必要があります。

 

インストール時のコマンドについては、以下のサイトに DISM コマンドによるインストール方法が記載されていますので、ご参照頂ければと存じます。

 

Windows 8 への .NET Framework 3.5 のインストール

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/vstudio/hh506443.aspx

 

~~~~~~~~

注意点2

~~~~~~~~

ご使用環境が多国語対応 (ランゲージ パックインストール) している場合、インストールしている言語すべての"Sources\SxS" ファイルが必要になります。

 

これは、インストールしている言語の.NET Framework 3.5 のモジュールをインストールする必要があるため、各言語のパッケージが必要となるためです。

各言語のパッケージが不足している場合、インストール処理のおおよそ 66% で、0x800F081F エラーが発生します。

 

参考情報

Windows 8 または 8.1 への .NET Framework 3.5 のインストール

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/vstudio/hh506443.aspx

重要なメモ」より抜粋

-------------------------------------------------

.NET Framework 3.5 をインストールする前に Windows の言語パックをインストールすると、.NET Framework 3.5 のインストールは失敗します。  Windows の言語パックをインストールする前に .NET Framework 3.5 をインストールしてください。

-------------------------------------------------

 

 

- 対処方法

各言語ごとのインストールメディアから"Sources\SxS" フォルダ内のファイルを一つの"Sources\SxS" フォルダにまとめ、このフォルダを"/Source" オプションで指定します。

 

日本語とスペイン語のランゲージパックをインストールしている場合。

 

日本語とスペイン語のインストールメディアから、"Sources\SxS" フォルダをそれぞれ、コピーします。

 

 [日本語版 sxs] + [スペイン語版 sxs]

 

各フォルダ内のファイルを一つの"Sources\SxS" フォルダにコピーしてマージします。

 

 [日本語版+スペイン語版 sxs]

 

このマージした SxS フォルダを"/Source" オプションで指定します。

 

 

- 他言語のインストールメディアを用意できない場合 -

 

日本語用のインストールメディアは用意できるが、その他の言語のインストールメディアは用意できないケースもあるかと思います。その場合は、いったん既定のシステム UI 言語以外のランケージパックをアンインストールします。

.NET Framework 3.5 を追加してから再度、言語パックをインストールし直してください。

 

言語パックは [コントロールパネル] [地域と言語] から削除できる他、lpksetup コマンドでも削除することが可能です。

 

 

1) コマンドラインでインストールされている言語パックを確認

 

  dism /online /get-intl

 

 

2) コマンドラインで言語パックをアンインストール

 

  lpksetup.exe /u <Language-REGION >

 

 ) スペイン語 (es-es) を削除する場合

  lpksetup.exe /u es-es

 

 

Lpksetup のコマンドラインオプション

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc766010.aspx

 

 

グループ ポリシーを用いたデバイスのアクセス制御について

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Windows テクノロジー サポートの奥原です。

情報漏えい等の観点から、リムーバブル デバイスへのアクセス制限を行いたいといったお問い合わせが多く寄せられますが、アクセス制御はどのような方法があるのかをご説明させて頂きます。

USB ストレージデバイスなどといったリムーバブル デバイスを特定のユーザや端末でアクセス制限を設けたい場合、グループ ポリシーを用いてアクセス制限を行うことができます。
アクセス制限の方法は、大きく分けて以下の 2 種類があり、それぞれの機能について説明します。

- デバイスのインストール制御
- リムーバブル記憶域へのアクセス制御

デバイスのインストール制御
このポリシーは、Windows Vista 以降で有効であり、デバイスドライバのインストールを制限します。
動作するタイミングは、デバイス接続時のプラグ アンド プレイ (PnP) の処理で実行され、制限対象のデバイスであれば、ドライバのインストールを行わず終了します。
制限方法としては、以下の方法があります。

- デバイス セットアップ クラスでの制御
---------------------------------
デバイス セットアップ クラスとは、デバイスのグループであり、FDDCD/DVDUSB1394 といったデバイスに対し、それぞれにデバイス セットアップ クラス GUID が割り当てられています。
割り当てられている GUID は、以下のサイトにございますのでご参照頂ければと存じます。
また、デバイス セットアップ クラスは、デバイス ドライバー パッケージの .inf ファイルを見るか、現在インストールされているデバイスのプロパティを見ることで判別できます。

System-Defined Device Setup Classes Available to Vendors
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ff553426(VS.85).aspx

MTP, PTP デバイスについて
デジタルカメラ (PTP デバイス) やオーディオプレーヤー (MTP デバイス) については、 Windows Portable Devices として認識されます。
これらのデバイスを制限するには、以下のデバイス セットアップ クラスを使用します。

 Windows Portable Devices (WPD)
 ClassGuid = {eec5ad98-8080-425f-922a-dabf3de3f69a}


デバイスのインストール禁止設定について
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Windows 7 環境では、インストール済みデバイスに対しても 禁止設定を適用することが可能です。

対象ポリシー
これらのデバイス ID と一致するデバイスのインストールを禁止する
これらのデバイス セットアップ クラスと一致するドライバーを使用したデバイスのインストールを禁止する

設定方法は、ポリシーを開き、「既にインストール済みの一致するデバイスにも適用されます。」のチェックを入れます。
※なお、「他のポリシー設定で記述されていないデバイスのインストールを禁止する。」は、既存デバイスに対して制限を適用することはできません。
このため、以下のようなスクリプトを用いて、OS 起動時 (スタートアップ) にスクリプトを実行し、未接続デバイスをあらかじめ削除しておくことで、禁止設定ポリシーを適用させることが可能です。

スクリプト例
本スクリプトは、devcon ツールを使用しますので、予め入手しておきます。

devcon ツールの入手
デバイス マネージャーとして機能する DevCon コマンド ライン ユーティリティ
http://support.microsoft.com/kb/311272/ja
~~~~~~~~~~~~~~~~
Set objShell = CreateObject("WScript.Shell") Set objWMIService = GetObject ("winmgmts:\\.\root\cimv2")
' devcon findall コマンドを実行します。

Set outExec = objShell.Exec("devcon findall usb\*") Set outStream = outExec.StdOut

' Win32_PnPEntity の情報を取得します。

Set colServices = objWMIService.ExecQuery ("Select * From Win32_PnPEntity")

WScript.Echo "未接続デバイス"
Do While Not outStream.AtEndOfStream
  strLine = outStream.ReadLine()
  arrFields = Split(strLine," ")
  FLG = 0
  For Each objService in colServices
    ' Win32_PnPEntity の結果と devcon findall コマンドの結果を比較します。

    IF arrFields(0) = objService.DeviceID Then
      FLG = 1
      Exit For
    End If
  Next
  ' 比較後、一致する情報が無い (未接続デバイス) 場合、ドライバの削除を行います。

  If FLG = 0 Then
    WScript.Echo arrFields(0)
    objShell.Run "devcon remove @" & chr(34) & arrFields(0) & chr(34)
  End If
Loop
WScript.Echo ""
WScript.Echo "削除終了"
~~~~~~~~~~~~~~~~
上記スクリプトは、あくまでも参考例でございますので、必要に応じて変更頂ければと思います。


- デバイス ID による制御
---------------------------------
各デバイスの ハードウェア ID もしくは、互換性 ID を指定します。
ハードウェア ID もしくは、互換性 ID もデバイス ドライバー パッケージの .inf ファイルを見るか、現在インストールされているデバイスのプロパティを見ることで判別できます。
参考までに、以下の USB メモリの場合を例にあげて説明いたします。

. ABC 社製 USB Flash Disk 1234メモリのハードウェア ID (互換性 ID を含む)
------------------------
USBSTOR\ABC_USB_Flash_Disk__1234
USBSTOR\ABC_USB_Flash_Disk__
USBSTOR\ABC_
USBSTOR\GenDisk
GenDisk
------------------------
許可するデバイス ID は、このリストで表示されるハードウェア ID のいずれかを指定します。

例えば、"USBSTOR\ABC_USB_Flash_Disk__1234" を指定した場合、ABC 社製 USB Flash Disk 1234 のみを制御対象とします。

"USBSTOR\ABC_" を指定した場合、ABC 社の USB ストレージすべてを制御対象とします。

このことから、メーカ、種類 (USB メモリ) 、モデルなどを指定する方法や、特定メーカの USB メモリのみといった指定が可能です。

このポリシーは「許可」と「禁止」設定があり、それぞれに同一のデバイスを指定した場合、「禁止」の設定が優先されます。
また、「許可」設定で特定デバイスのインストールを許可し、「他のポリシー設定で記述されていないデバイスのインストールを禁止する」を有効にすることで、指定されたデバイス以外はインストールを禁止することが可能です。

 

リムーバブル記憶域へのアクセス制御
このポリシーは、Windows Vista 以降で有効であり、リムーバブル デバイスとして認識されたデバイスに対し、書き込み、読み取り、実行の制限をかけることができます。
グループ ポリシーで、リムーバブル記憶域へのアクセス制限をかけた場合、グループ ポリシー サービス(Gpsvc) からの通知を受けて、Portable Device Enumerator Service (WPDBusEnum) サービスが、設定の必要なデバイスを特定し、デバイスのアクセス コントロール リスト (ACL) を設定することにより行われます。

アクセス制限を行うことができるリムーバブル デバイスとしては、以下のデバイスが対象となり、それぞれのデバイスごとに制限をかけることが可能です。

  CD/DVD ドライブ
  FD ドライブ
  リムーバブル ディスク
  テープドライブ
  WPD デバイス
  上記以外のデバイス (カスタムクラスで指定)

※注意 !!
========================================

製品の不具合に起因した問題として、以下の事象が報告されています。

- リムーバブル記憶域へのアクセス制御ポリシーを設定しても正しく適用されない
- リムーバブル デバイスへのアクセス制御ポリシーを設定後、光学デバイス (DVD, CD) ドライブがエクプローラ等から見えなくなる
- アクセス制御ポリシーを設定していないにも関わらず、監査ポリシーを設定するとリムーバブルデバイスへのアクセスが拒否される。(Windows 8Windows Server 2012 のみ)

========================================

そのため、デバイスのアクセス制御を設定いただく場合は、事前に以下の対応を行うことをお奨めします。

 

1.  光学デバイス (DVD, CD) ドライブがエクプローラ等から見えなくなる現象に対する対応
=====================

まず、レジストリー エディターにて以下のレジストリを追加します。
なお、一度、光学デバイスが無効化されてしまうと、デバイス マネージャーから光学デバイスの削除を行い、再度デバイスを認識させる必要があります。

追加するレジストリ

-------------------------
キー
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Windows\RemovableStorageDevices
ApplyPolicyOnUserLogoff
種類 : REG_DWORD
: 0x00000000
----------------------------- 

2. ポリシーが適用されない不具合に対する対応
======================

レジストリー追加後に、以下の技術情報の更新プログラムを適用します。

Users cannot access removable devices after you enable and then disable a Group Policy setting in Windows Vista, in Windows Server 2008, in Windows 7 or in Windows Server 2008 R2

http://support.microsoft.com/kb/2738898/en-us

 上記 1 2 の対応後、再起動を実施します。

 
3. Windows 8 および、Windows Server 2012 で、監査ポリシーを設定するとリムーバブルデバイスへのアクセスが拒否される現象の対応
======================
以下のロールアップパッケージをインストールします。

Windows 8 および Windows Server 2012 の更新プログラムのロールアップ (2013 4 )
http://support.microsoft.com/kb/2822241/ja

参考情報
Issues when the Audit object access policy is enabled on Removable Storage in Windows 8 or Windows Server 2012
http://support.microsoft.com/kb/2811670

今回、デバイスのアクセス制御について説明させて頂きましたが、デバイスのインストールで制限、認識されたデバイスに対する読み書きの制限、または両方を活用することで、より柔軟な制御が可能になると思います。
このブログが情報漏えい等の対策としてお役にたてれば幸いです。

タスク スケジューラに関する修正プログラムについて (Windows Server 2008 / Windows Vista)

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こんにちは。Windows サポートチームの頂です。

 

タスク スケジューラに関してお問い合わせを多くいただいておりますので、タスク スケジューラに関連する修正プログラムと確認されております発生事象についてご紹介いたします。

なお、タスク スケジューラに関する修正は、ロール アップ パッケージのような形で公開はしておりませんが、最新の修正プログラムで過去の問題も含んで修正されますので、最新版の適用をご案内いたしております。

 

Windows Server 2008 SP2 / Windows Vista SP2 につきましては、KB 2884927 KB 2787046 KB 2649317の 3 つを適用いただくことで、タスク スケジューラ関連のモジュールは最新となります。

お問い合わせの多い問題に対しての個別の修正プログラムついて、下記に記載いたします。

最新ではなく個々の問題に対して修正頂く際には、下記の修正プログラムの適用をご検討下さい。

 

Windows Server 2008 R2 / Windows 7 につきましては以下をご参照下さい。

タスク スケジューラに関する修正プログラムについて (Windows Server 2008 R2 / Windows 7) へのリンク

Windows Server 2008 / Windows Vista

タイトル修正: ユーザー アカウントが予期せずロックアウトにタスク スケジューラには、無効なパスワードの認証プロンプトを提供する場合
URLhttp://support.microsoft.com/kb/2884927/ja
発生事象アカウントのロックアウト設定を行っている環境で、タスクの登録時にパスワードの入力を誤ると入力回数より多く認証が実行され、アカウントがロックされます。
備考

前提条件として、Windows Server 2008 Service Pack 2 が必要です。
Schedsvc.dll / Taskeng.exe / Wmicmiplugin.dll / Hashcleanup.exe の最新版

 

      

タイトルWindows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 または Windows Server 2008 R2 では、実行後に、"AT"コマンドを使用して作成されたタスクは削除されません。
URLhttp://support.microsoft.com/kb/2787046
発生事象ATコマンドを使用した際に、実行後もタスクが削除されない問題が発生します。
備考前提条件として、Windows Server 2008 Service Pack 2 / Windows Vista Service Pack 2 が必要です。Taskcomp.dll / Taskschd.dll の 最新版

 

      

タイトルWindows Vista または Windows Server 2008 で、スケジュールされたタスクが強制的にキャンセルされる
URLhttp://support.microsoft.com/kb/2649317/ja
発生事象TaskEng.exe はタスク自体が完了後、アイドル状態になって 5 分間は次のタスクの起動要求を待ち 、 5 分の間にタスクの起動要求が無い場合は TaskEng.exe を終了します。Taskeng.exe の終了時間と次のタスクの実行時間が重なった場合、Taskeng.exe が終了される問題が発生します。
備考前提条件として、Windows Server 2008 Service Pack 2 / Windows Vista Service Pack 2 が必要です。 Tmm.dll の 最新版

 

      

タイトル次回の実行時「Windows Vista または Windows Server 2008 を実行しているコンピューターを再起動した後、いくつかのスケジュールされたタスク値がありません
URLhttp://support.microsoft.com/kb/2619548/ja
発生事象タスクの情報が登録されているレジストリー情報が破損している場合、OS 再起動後に"次回の実行時刻" が空白になり、タスクが実行されません。
備考前提条件として、Windows Server 2008 Service Pack 2 / Windows Vista Service Pack 2 が必要です。

 

      

タイトルDuplicate triggers are generated incorrectly in scheduled tasks in Windows Vista or in Windows Server 2008 
URLhttp://support.microsoft.com/kb/2617046
発生事象MS10-092(KB 2305420)が適用されており、少なくとも1つのトリガーが設定されている場合、タスクの無効・有効を行うとトリガーが重複して作成されてしまいます。
備考

前提条件として、Windows Server 2008 Service Pack 2 / Windows Vista Service Pack 2 が必要です。

 

      

タイトルWindows Vista、Windows 7、Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 では、タスクのスケジュールを設定する複数のトリガーを指定すると、次の実行時に不適切な値が表示されます。
URLhttp://support.microsoft.com/kb/2495489/ja
発生事象複数のトリガーが指定されている場合は現在時刻から近い時間が "次回の実行時刻" に表示されるべきですが、最初のトリガーの時刻が常に返されるため正しく表示されません。例えば、トリガー1は1:00、トリガー2は1:30と設定されていて、現在1:20の場合は、"次回の実行時刻" は1:30となるべきですが、2:00(トリガー1の次回の実行時刻)が表示されます。
備考修正プログラム適用後タスクの有効・無効を行うとトリガーが重複して作成される事象が発生します。(KB 2617046 の適用で回避します。)

 

      

タイトルWindows Server 2008、Windows Vista、Windows 7 または Windows Server 2008 R2 で、タスク スケジューラ サービスが同じジョブを 2 回実行する。
URLhttp://support.microsoft.com/kb/2461249
発生事象タスクが 2 回スケジュールされる可能性があります。
備考修正プログラム適用後タスクの有効・無効を行うとトリガーが重複して作成される事象が発生します。(KB 2617046 の適用で回避します。)

 

      

タイトル[MS10-092] タスク スケジューラの脆弱性により、特権が昇格される
URLhttp://support.microsoft.com/kb/2305420
発生事象セキュリティ更新プログラムです。/ http://technet.microsoft.com/library/security/ms10-092
備考修正プログラム適用後タスクの有効・無効を行うとトリガーが重複して作成される事象が発生します。(KB 2617046 の適用で回避します。)

 

      

タイトルWindows Server 2008 または Windows Vista のタスクに遅延が発生します。
URLhttp://support.microsoft.com/kb/982341
発生事象[トリガー] - [詳細設定] - [遅延時間を指定する(ランダム)] が設定されたタスクが存在する場合、[遅延時間を指定する(ランダム)] が設定されていないタスクで指定した時刻に実行されない問題が生じます。

 

 

タスク スケジューラをご利用いただいております際に、上記に該当する事象を確認されましたら、修正プログラムの適用についてご検討くださいますようお願いいたします。

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