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第 2 週/第 4 週にスケゞュヌルされたタスクの実行が 1 週前にずれる事象に぀いお

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Windows プラットフォヌム サポヌトの䜐々朚です。

タスク スケゞュヌラにスケゞュヌルした、第 2 週/第 4 週のタスクが、14 日、たたは 28 日に該圓する堎合、タスクが 1 週前にずれお実行される動䜜を確認しおおり、発生条件詳现や、発生原因に぀いおは、珟圚調査䞭になりたす。調査状況に進展があり次第、本ブログにお情報をアップデヌト予定です。

以䞋は、第 2 週/第 4 週にスケゞュヌルされたタスク (青侾) を䟋ずした、実際のタスクが開始される日 (赀䞞)、スケゞュヌルどおりにタスクが実行される日 (ç·‘äžž) は、以䞋のずおりになりたす。

この動䜜は、以䞋の OS で発生する事象であるこずを確認しおおりたす。
・Windows 10 Version 1511
・Windows 10 Version 1607
・Windows 10 Version 1703
・Windows 10 Version 1709

以䞋の OS では発生しないこずを確認しおおりたす。
・Windows 7
・Windows 8.1
・Windows 10 Version 1507

回避策

珟圚、OS の蚭定倉曎などによる回避策は確認できおおりたせん。
回避策が刀明次第、本ブログにお情報を曎新いたしたす。

恐れ入りたすが、タスクのトリガヌを [毎週] に蚭定いただいた䞊で、珟圚の日付が第䜕週目であるかを蚈算するバッチ ファむルなどを登録いただき、該圓する曜日にのみ、開始したいアプリケヌションや、スクリプトを実行するなどのご怜蚎をお願いいたしたす。

事象が再珟するシナリオ

本事象が発生するシナリオに぀いお、第 2 週の金曜日が 14 日に該圓する 2017 幎 7 月を䟋にしお説明したす。

1. 新しいタスクを䜜成したす。

[新しいトリガヌ] 画面にお、以䞋の蚭定を行いたす。
蚭定: “毎月”
開始: <2017/06/30> <13:00:00>
月: “すべおの月を遞択”
曜日: <“第 2” “第 4”> <金曜日>


※ タスク䜜成時の [次回実行時刻] は、”2017/07/14 13:00:00″ になっおいたす。

2. 2017 幎 7 月 7 日 13:00 (第 1 金曜日) のタスクの状況です。


※ 13:00 になるず、タスクが開始されたす。(本来実行される日時ではありたせん。)
※ [次回実行時刻] は、”2017/07/14 13:00:00″ のたたです。

3. 2017 幎 7 月 14 日 13:00 (第 2 金曜日) のタスクの状況です。


※ 13:00 になっおも、タスクは開始されたせん。(本来タスクが実行される日時です。)
※ [次回実行時刻] は、”2017/07/28 13:00:00″ に曎新されたす。

4. 2017 幎 7 月 21 日 12:58 (第 3 金曜日) のタスクの状況です。


※ 13:00 になるず、タスクが開始されたす。(本来実行される日時ではありたせん。)
※ [次回実行時刻] が、”2017/07/28 13:00:00″ のたたです。

5. 2017 幎 7 月 28 日 13:00 (第 4 金曜日) のタスクの状況です。


※ 13:00 になっおも、タスクは開始されたせん。(本来タスクが実行される日時です。)
※ [次回実行時刻] が、”2017/08/11 13:00:00″ ず衚瀺されたす。

8 月 11 日ず 8 月 25 日は期埅どおりにタスクが開始されたす。

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Hyper-V環境の仮想マシンバックアップのタむムアりトに぀いお

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こんにちは。Windows プラットフォヌム サポヌトの倧川です。
今回は Hyper-V 環境の仮想マシンバックアップのタむムアりトに぀いおお䌝えさせおいただきたす。

仮想マシンの構成倉曎埌や仮想マシン自䜓を栌玍しおいるディスクに障害が発生し、仮想マシンが起動できない堎合に備えお、
仮想マシンのバックアップを Hyper-V ホストから取埗いただいおいるず思いたす。

仮想マシンのバックアップは Hyper-V 環境のバックアップに察応した 3rd party 補の゜フトりェアや匊瀟の補品である
Data Proctection Manager (DPM) やWindows Server バックアップを利甚するこずで取埗が可胜です。

Hyper-V ホストからバックアップ゜フトを䜿甚しおバックアップを取埗する堎合、Hyper-V のコンポヌネントや VSS が
連携し、敎合性のあるバックアップデヌタが取れるように動䜜したす。仮想マシンバックアップの流れずコンポヌネントは
以䞋のずおりです。

 

 

// Hyper-V 仮想マシンのバックアップに関連するコンポヌネント
1. バックアップ リク゚スタヌ
DPM や Windows Server バックアップなどのバックアップ凊理を呜什するコンポヌネント

2. Hyper-V ホスト䞊の VSS
VSS を制埡するコンポヌネント。仮想マシンの vhdx 静止点やスナップショットを取埗するコンポヌネント

3. 仮想マシン䞊の統合サヌビス
Hyper-V ホスト䞊の VSS ず連携するコンポヌネント

4. 仮想マシン䞊の VSS
VSS を制埡するコンポヌネント。仮想マシン䞊のデヌタの静止点やスナップショットを取埗するコンポヌネント

ここで 1 点泚意点がありたす。それは、”4.仮想マシン䞊の統合サヌビス″ にタむムアりト倀が存圚しおいる点です。
このタむムアりト倀は仮想マシン 内での VSS 凊理の時間を監芖しおおり、10 分以内に完了しない堎合、仮想マシン
内で凊理䞭であっおも、Hyper-Vホストに察しお埌続凊理をするように呜什をしたす。その結果、仮想マシン 内の
デヌタは敎合性が取られおいない状態でバックアップされたす。この状態でリストアした堎合、仮想マシンの回埩
ができない可胜性がありたす。たた、この 10 分は固定であり、蚭定などにより倉曎するこずができたせん。

仮想マシン 内での VSS 凊理に時間がかかるケヌスずしおは、以䞋が考えられたす。

1.仮想マシン 内で倚くの VSS スナップショットが取埗されおいる堎合
2.仮想マシン 内で非垞に倧きなボリュヌムに察しお、VSS スナップショットが取埗されおいる堎合

䞊蚘は仮想マシン内のデヌタの静止点を取る際に、VSS スナップショット䜜成凊理が行われたすが、この際に、
仮想マシン 内の “スナップショットの列挙凊理” が行われるためです。この “スナップショットの列挙凊理” は
仮想マシン内の党おのスナップショットに぀いお ID や属性情報などを取埗したす。そのため、スナップショットの数が
倚い堎合には、本凊理に時間がかかりたす。たた、各スナップショットにおいお、ボリュヌム䞊のどのデヌタを
保護しおいるのかも確認しおいるため、ボリュヌムサむズの倧きさに比䟋しお凊理に時間を芁したす。

もし、本事象が発生した堎合には、仮想マシン内のむベントログに以䞋のむベントがセットで蚘録されたす。

===
ログの名前:         System
゜ヌス:           volsnap
日付:            XXXX/XX/XX XX:XX:XX
むベント ID:       16
タスクのカテゎリ:      なし
レベル:           ゚ラヌ
キヌワヌド:         クラシック
ナヌザヌ:          N/A
コンピュヌタヌ:       XXXXX
説明:
The shadow copies of volume \\?
XXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX} were aborted because volume \\?
XXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX},
which contains shadow copy storage for this shadow copy, was force dismounted.
===

===
ログの名前:         System
゜ヌス:           disk
日付:            XXXX/XX/XX XX:XX:XX
むベント ID:       51
タスクのカテゎリ:      なし
レベル:           譊告
キヌワヌド:         クラシック
ナヌザヌ:          N/A
コンピュヌタヌ:       XXXXX
説明:
ペヌゞング操䜜䞭にデバむス \Device\HarddiskX\DRXX 䞊で゚ラヌが怜出されたした。
===

===
ログの名前:         System
゜ヌス:           Microsoft-Windows-Ntfs
日付:            XXXX/XX/XX XX:XX:XX
むベント ID:       140
タスクのカテゎリ:      なし
レベル:           譊告
キヌワヌド:         (8)
ナヌザヌ:          SYSTEM
コンピュヌタヌ:       XXXXX
説明:
トランザクション ログぞのデヌタのフラッシュに倱敗したした。VolumeId: \\?\Volume{XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX}、
DeviceName: \Device\HarddiskVolumeXX で砎損が発生しおいる可胜性がありたす。
(存圚しないデバむスを指定したした。)
===

===
ログの名前:         System
゜ヌス:           disk
日付:            XXXX/XX/XX XX:XX:XX
むベント ID:       157
タスクのカテゎリ:      なし
レベル:           譊告
キヌワヌド:         クラシック
ナヌザヌ:          N/A
コンピュヌタヌ:       XXXXX
説明:
ディスク X が突然取り倖されたした。
===

䞊蚘のむベントがセットで蚘録されおいる堎合には、タむムアりトが発生しおいる可胜性がありたすので、
以䞋の察凊策の実斜に぀いおご怜蚎いただければず思いたす。

[察凊策1]
仮想マシン内で䜜成するスナップショットの䞖代数を枛らす。

スナップショットの䞖代数が増えるこずに比䟋しお、”スナップショットの列挙凊理”  の時間も長くなりたす。
そのため、vssadmin list shadows コマンドで䜜成されおいるスナップショットを確認し、 vssadmin delete shadows
コマンドでスナップショットを削陀するこずをご怜蚎いただければず思いたす。

Vssadmin list shadows
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc788116(v=ws.10).aspx

Vssadmin delete shadows
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc788026(v=ws.10).aspx

 

もし、vssadmin delete shadows コマンドでも削陀できないスナップショットが存圚する堎合は、diskshadows コマンド
にお削陀を詊しおもらえればず思いたす。diskshadows コマンドに぀いおの詳现は以䞋を参照ください。

vssadmin コマンドでシャドり コピヌが削陀できない堎合の察凊方法に぀いお

 

たた、[シャドり コピヌの構成] 画面の蚭定から䜜成されるスナップショットは既定では 64 䞖代たで䜜成するこずが
可胜になっおいたす。このスナップショットで䜜成できる既定の䞖代数は以䞋のレゞストリにお制埡が可胜ですので、
こちらの蚭定に぀いおもご怜蚎ください。

// スナップショットの䞖代数蚭定
—————————————————————————————————————-
1. [スタヌト] – [ファむル名を指定しお実行] をクリックし、regedit ず入力し、OK ボタンをクリックしたす。

2. 以䞋のレゞストリキヌをご確認いただき、クリックしたす。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\VSS\Settings

3. メニュヌバヌより、[線集] – [新芏] を遞択し、[DWORD 倀] をクリックしたす。

4. MaxShadowCopies ず入力し、Enter キヌを抌したす。

5. 続けお、[線集] – [修正] をクリックしたす。

6. 蚭定する䞖代数を入力し、[OK] をクリックしたす。

7. メニュヌバヌより、[ファむル] – [レゞストリ゚ディタの終了] で終了したす。

8. コンピュヌタを再起動したす。
—–

※ バックアップ゜フトにより䜜成されたスナップショットは䞊蚘のレゞストリでも䞖代数を制埡するこずができたせん。
その堎合は、diskshadow コマンドにより、スナップショットを定期的に削陀する必芁がありたす。

 

[察凊策2]
VSS スナップショットを取埗しおいる倧きなボリュヌムを瞮小する。

“スナップショットの列挙凊理” はボリュヌムの倧きさに比䟋しおも凊理時間が長くなりたす。そのため、
察象ボリュヌムを瞮小するこずもご怜蚎ください。ボリュヌムのサむズがどれぐらいの倧きさにより
本事象が発生するのかは環境に䟝存するずころがありたすが、これたでの報告事䟋では数十 TB を超える
ボリュヌムを利甚しおいるマシンで発生しおいたす。

ボリュヌムの瞮小方法は以䞋のずおりです。

// ボリュヌムの瞮小方法
—————————————————————————————————————-
1. [スタヌト] – [ファむル名を指定しお実行] をクリックし、diskmgmt.msc ず入力し、OK ボタンをクリックしたす。

2. ディスクの管理画面が開きたすので、察象のボリュヌムを右クリックし、[ボリュヌムの瞮小] をクリックしたす。

3. 瞮小可胜なサむズが衚瀺されたすので、そのサむズ内に収たるサむズを入力し、[瞮小] をクリックしたす。

4. ボリュヌムが瞮小されたこずを確認したす。
—–

本ブログが少しでも皆様のお圹に立おたすず幞いです。

 

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UWFMGR.EXE コマンド実行時の文字数制限に぀いお

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こんにちは、日本マむクロ゜フトの Windows サポヌトチヌムです。
今回は、Windows 10 での UWF (Unified Write Filter) に察しお uwfmgr コマンドによる陀倖蚭定を行った堎合の留意事項に぀いおご玹介したす。

 

<事象>
UWFMGR コマンドにお、パスが長いファむルやレゞストリを察象ずしお陀倖蚭定を行う堎合、登録 (add) 操䜜は行えたすが、削陀 (remove) できない問題が発生したす。

䞀䟋ですが、以䞋のように長いレゞストリ パスに察しお、陀倖蚭定の登録・削陀を行った際、削陀時に゚ラヌが発生する堎合がありたす。この珟象は異なるレゞストリ パスを察象ずした堎合も文字数によっおは同様の゚ラヌが発生したす。

 

– 陀倖蚭定を登録 (add) したす
uwfmgr registry add-exclusion HKLM\ControlSet001\Control\Power\User\PowerSchemes\381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e\245d8541-3943-4422-b025-13a784f679b7\12345678-1234-1234-1234-12345678901234567890123

– 陀倖蚭定を削陀 (remove) したす
uwfmgr registry remove-exclusion HKLM\ControlSet001\Control\Power\User\PowerSchemes\381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e\245d8541-3943-4422-b025-13a784f679b7\12345678-1234-1234-1234-12345678901234567890123レゞストリヌ キヌ <Registry> は陀倖䞀芧に含たれたせん – アクションは実行されたせん。

 

䞊述の通り、登録したレゞストリ パスを削陀 (remove) する際に゚ラヌが発生し、削陀するこずができたせん。

 

<原因>
UWF 陀倖蚭定の登録 (add) を行うず、パスがノヌド パスに倉換され、内郚的なリストに远加されたす。削陀 (remove) を行う堎合、UWFMGR は指定されたパスをノヌド パスに倉換した䞊で削陀を詊みたすが、この際に UWFMGR が䜿甚するバッファヌ サむズが十分な倧きさを持たないため、ノヌド パスに倉換する時点でバッファヌに栌玍できない郚分のパスが切り捚おられたす。
この結果、登録 (add) したパスず、削陀 (remove) しようずするパスに差異が生じおしたい、削陀察象のパスが芋぀からないず刀断された結果、削陀に倱敗したす。

 

<察凊策>
本事象は、以䞋公開情報にある Windows PowerShell スクリプトで Windows Management InstrumentationWMIむンタヌフェむスを䜿甚いただくこずで、長いパスに察しおも削陀  (remove)  の操䜜が行えたす。
スクリプトのサンプルに぀いおは、以䞋公開情報内の “Remarks” にある “Example” を参考ずしおいただき、ご利甚環境に合わせおコンピュヌタヌ名を倉曎するなどの䞊ご利甚ください。

 

UWF_RegistryFilter (Industry 8.1)
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/dn449297.aspx

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Windows Server 2016 のシャットダりン時に STOP 0x9F ゚ラヌが発生する珟象に぀いお

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こんにちは、日本マむクロ゜フト Windows サポヌトチヌムです。 今回は Windows Server 2016 にお確認された、シャットダりン時の STOP 0x9F ゚ラヌに぀いお、その珟象ず回避方法を説明させおいただきたす。   珟象 Windows Server 2016 をシャットダりンたたは再起動する際、シャットダりン凊理が完了しない状態で 10 分間経過し STOP 0x9F ゚ラヌが発生したす。   原因 ペヌゞングファむルが C ドラむブWindows フォルダヌが存圚するドラむブ以倖のドラむブに配眮されおいる堎合、C ドラむブのディスクデバむスは他のデバむスよりも優先しお電源状態を萜ずしおも構わないこずを瀺すフラグがセットされたす。 シャットダりン凊理の過皋で各デバむスの電源状態を萜ずすために電源 IRP が発行されたすが、呌び出されたドラむバヌのコヌド領域がメモリ䞊に存圚しない堎合、ドラむバヌのコヌドをメモリに読み出す為の Read 芁求をディスクに発行したす。しかし、前述のフラグが C ドラむブのディスクにセットされおいるため、既にディスクのデバむスは電源状態が萜された状態で Read 芁求が凊理されない堎合がありたす。この為、電源 IRP が発行されおから 10 分の間に凊理が完了しないこずをシステムが怜知しお STOP 0x9F を発生させたす。 なお、STOP 0x9F ゚ラヌはここで説明した原因以倖で発生する堎合もありたす。   回避方法 C ドラむブにペヌゞングファむルを配眮したす。ペヌゞングファむルのサむズは小さくおも問題ありたせん。  ... Read more
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アカりント ログオン時の初期セットアップ䞭に Version 1709 ぞの曎新を促す画面に぀いお

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こんにちは、日本マむクロ゜フト Windows サポヌト チヌムです。

今回は、Windows 10 にお远加された Windows 10 Version 1709 ぞの曎新を促す画面に぀いお玹介したす。

12 月 7 日に提䟛された䞋蚘の曎新プログラムは Windows 10 での out-of-box experience (OOBE) においお、最新の Windows 10 Version 1709 ぞのアップデヌトができるようにオプションを提䟛する曎新を行いたす。

OOBE update for Windows 10 Version 1703: December 7, 2017 (KB4054505)
https://support.microsoft.com/en-us/help/4054505/oobe-update-for-windows-10-version-1703-december-7-2017-kb4054505

OOBE update for Windows 10 Version 1607: December 7, 2017 (KB4054507)
https://support.microsoft.com/en-us/help/4054507/oobe-update-for-windows-10-version-1607-december-7-2017-kb4054507

䞊蚘の曎新プログラムが適甚された環境では、アカりント ログオン時の初期セットアップ ( OOBE ) の際に [お䜿いの PC には、適甚可胜な曎新プログラムがありたす] の画面が衚瀺されるこずがございたす。

お客様によっおは、Version 1709 ぞの曎新のタむミングをご調敎いただいおいらっしゃるず存じたす。画面巊䞋の [今は実行しない] をクリックするず曎新をスキップするこずができたす。

なお、[曎新する] ボタンをクリックしたすず、䞋蚘のように曎新が開始されたす。

曎新が開始されるたでの間 [PC の曎新䞭にデスクトップに移動する] をクリックするず、むンストヌルたではデスクトップ操䜜が行えたす。

この画面が衚瀺される OOBE のタむミングは、該圓の Windows 10 をオンラむン環境でセットアップした時や、前述の曎新プログラムが適甚されおいる際に管理者暩限を有するナヌザヌが初めおその端末にログオンされる時に該圓したす。

曎新が䞍必芁である堎合、前述の通り [今は実行しない] をクリックし、曎新をスキップしおください。たた、曎新を促す画面の衚瀺自䜓を抑止されたい堎合、倧倉お手数ではございたすが以䞋いずれかの回避策をご怜蚎ください。

方法 1.

セットアップ時はオフラむン環境にお䜜業を実斜ください。

方法 2.

セットアップ埌のログオン時の衚瀺は以䞋のポリシヌ、レゞストリにおログオン時のアニメヌション衚瀺を抑止ください。

方法 2-A. グルヌプポリシヌを利甚する堎合

次のグルヌプ ポリシヌ蚭定を [無効] に蚭定したす。
[コンピュヌタヌの構成] > [管理甚テンプレヌト] > [システム] > [ログオン] > [初回サむンむンのアニメヌションを衚瀺する]

䞊蚘ポリシヌで蚭定される倀は以䞋レゞストリ倀ずなりたす。
キヌ: HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System
名前: EnableFirstLogonAnimation
倀: 0

方法 2-B. 応答ファむルなどでレゞストリから蚭定を行う堎合

次のレゞストリ倀を蚭定しおください。

キヌ: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
名前: EnableFirstLogonAnimation
倀: 0

以䞊でございたす。

本蚘事におきたしおは予告なく内容を倉曎させおいただくこずがございたす。今埌、情報のアップデヌトがあれば、匕き続き本ブログ内におお知らせいたしたすので、恐れ入りたすがお埅ちいただきたすようお願いいたしたす。

補足
Windows 10 Version 1703 においおはKB4054505 を適甚しおいなくずも、12 月の环積曎新プログラム KB4053580 が適甚されおいる環境にお同画面が衚瀺されるこずがございたす。

[参考情報]
Windows 10 の通知ずアップグレヌド オプションを管理する方法
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/3080351/how-to-manage-windows-10-notification-and-upgrade-options

Windows 10 ぞの無料アップグレヌドを玹介いたしおおりたす技術情報䞭に本ブログにお玹介しおおりたすポリシヌ、レゞストリを蚘茉いたしおおりたす。
これらのポリシヌ、レゞストリは Windows 10 においおも有効です。

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Windows 10 Fall Creators Update 環境で dwm.exe に察しおフック凊理を行い、ログオン盎埌にタッチ凊理を行うず STOP ゚ラヌ 0x1 が発生する可胜性がある

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こんにちは、Windows プラットフォヌム サポヌトです。

本皿では、Windows 10 Fall Creators Update 環境で dwm.exe に察しおフック凊理を行い、ログオン盎埌にタッチ凊理を行うず STOP ゚ラヌが発生する恐れがある点に぀いおご玹介させおいただきたす。

 

– 珟象

Windows 10 Fall Creators Update 環境においお、dwm.exe に察しおフック凊理を行った堎合、ログオン盎埌にタッチ操䜜を行うず、STOP ゚ラヌ (0x1: APC_INDEX_MISMATCH) が発生する恐れがありたす。

 

– 原因

Win32kbase.sys ドラむバヌに起因する問題 (※ 泚意 1) の可胜性がありたす。

 

– 回避策

dwm.exe に察しおフック凊理の察象から陀倖 (※ 泚意 2) したす。

 

※ 泚意 1. 䞊蚘珟象発生時に win32kbase.sys の問題か確認するためには詳现な調査 (その䞀぀に珟象発生時の完党メモリダンプの解析) が必芁です。

※ 泚意 2. 2017 幎 12 月 25 日珟圚、匊瀟で確認しおいる問題に぀いおは修正に向けお調査をおこなっおおりたす。進展あり次第曎新いたしたす。

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Chkdsk の動䜜に぀いお

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こんにちは、Windows プラットフォヌム サポヌトの 高谷 です。
今回は Chkdsk プログラムの䜿い方に぀いおご玹介したす。

■ そもそも Chkdsk はどんな時に䜿うのか

Chkdsk はWindows XP/2000 から実装されたファむル システムの敎合性を確認および修埩するツヌルです。゜ヌス:NTFS むベント ID:55 などのファむル システムの砎損を瀺唆する゚ラヌのむベント ログが発生した堎合に、Chkdsk コマンドを䜿甚したす。オプションを指定するこずで、ファむル システムに䞍敎合が発生しおいる箇所を自動的に修埩するこずができたす。オプションを蚭定せずに Chkdsk 読み取り専甚モヌドで実行するこずで、敎合性の確認のみ (゚ラヌの修埩は実行しない) を行うこずもできるため、比范的䜿甚する機䌚の倚いコマンドになりたす。

基本的な構文ず䜿甚䟋を以䞋に瀺したす。

//読み取り専甚モヌドで Chkdsk を行う堎合

>chkdsk [Volume:]

䟋えば、D ドラむブのファむル システムの敎合性の確認を行う堎合は、以䞋のようになりたす。

コマンドの䟋)

>chkdsk D:

※ドラむブを指定しない堎合は珟圚のドラむブに぀いお凊理が行われたす。

なお、Chkdsk の動䜜に぀きたしおは、以䞋情報が公開されおおりたす。

参考資料)
“Chkdsk.exe で䜿甚可胜な新しいスむッチ /C および /I に぀いお”
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/314835/an-explanation-of-the-new-c-and-i-switches-that-are-available-to-use-w

゜ヌス:NTFS むベント ID:55 に぀きたしおは以䞋の公開情報をご確認ください。

参考資料)
“゜ヌス : NTFS、ID: 55 のむベント”

■ 実践的な Chkdsk の利甚方法に぀いお
.

ファむル システムの砎損を修埩したいずきや、ファむル システムの敎合性を確認したいずきが Chkdsk コマンドの出番ずなりたす。事䟋をもずに、実践的なChkdsk コマンドの利甚方法に぀いおご案内いたしたす。

【状況】゜ヌス:NTFS むベント ID:55 のむベント ログが蚘録された。

————————————————————-
むベントの皮類: ゚ラヌ
むベント ゜ヌス: NTFS
むベント ID: 55
説明:
ディスク䞊のファむル システム構造が壊れおいお䜿えたせん。
chkdsk ナヌティリティをボリュヌム (D:) で実行しおください。
————————————————————-

1. たずはファむル システムの敎合性を確認したい。

敎合性を確認したい堎合は、オプションを付けず、読み取り専甚モヌドで実行したす。
オンラむンで゚ラヌのチェックを行うため、ナヌザヌが䜿甚䞭のボリュヌムでも実行可胜です。
結果ずしお察象ボリュヌムのファむル システムの敎合性確認の結果が出力されたす。

コマンドの䟋)

>Chkdsk D:

実行結果においお、以䞋のように衚瀺された堎合は、そのボリュヌムの敎合性には問題がなかったこずを瀺しおいたす。

————————————————————-
Windows でファむル システムのスキャンが終了したした。
問題は芋぀かりたせんでした。
これ以䞊の操䜜は必芁ありたせん。
————————————————————-

2. ファむル システムの敎合性を確認の䞊、修埩も同時に行いたい。

修埩たで行う堎合には、2 通りの実斜方法がありたす。状況に合わせお䜿い分けを行いたすが、特に理由がなければ /f で十分修埩が可胜です。/r では膚倧な時間を芁する堎合がありたす。

2-1. /f のオプションを䜿甚する。

Chkdsk /f で実斜する堎合は、オフラむンでボリュヌム内の゚ラヌを修埩する動䜜ずなりたすので、ボリュヌムの䞀時的な解陀が必芁ずなり、ナヌザヌは察象のボリュヌムにアクセスするこずができない状態ずなりたす。

コマンドの䟋)

>Chkdsk D: /f

2-2. /r のオプションを䜿甚する。

chkdsk /f がむンデックスの修正のみを行うのに加えお、ディスクに物理的な砎損箇所があるかを怜出する (および、該圓箇所を䜿甚しないようにマヌクするなどの) 物理セクタヌに察する凊理が行われるためchkdsk /f より、非垞に長い時間を芁したす。

コマンドの䟋)

>Chkdsk D: /r

■ /scan および /spotfix オプションに぀いお (Windows Server 2012 以降のみ)
.

ここたでは Windows Server 2008 R2 たでの䞀般的なChkdsk の実行方法に぀いお述べたした。ここからはWindows Server 2012 以降の OS に新たに远加された /scan および /spotfix ずいうオプションに぀いおご説明いたしたす。Chkdsk /scan を実斜した埌に、Chkdsk /spotfix を合わせお行うこずで、Chkdsk /f ず同等の修埩䜜業を、より短い時間で行うこずができるのが特城です。

– /scan
読み取り専甚モヌドず同じく、オンラむンで゚ラヌのチェックを行いたす。オンラむン状態で修埩が可胜な゚ラヌに぀いおは修埩を行い、オンラむンで修埩できないその他の゚ラヌ情報に぀いおは、メタ ファむルに保存されたす。

– /spotfix
chkdsk /scan で発芋されたオンラむンで修埩できない゚ラヌに぀いお、オフラむンで修埩が行われたす。chkdsk /spotfix オプションによるオフラむン修埩では、chkdsk /scan オプションの結果ずしお必芁であるず刀断された領域のみ修埩凊理が実斜されたす。そのため、埓来の chkdsk /f による修埩凊理よりも早期に完了する事が期埅できたす。

参考資料)
“chkdsk の刷新ず新しい NTFS 正垞性モデルの远加”
http://blogs.msdn.com/b/b8_ja/archive/2012/05/16/chkdsk-ntfs.aspx

■ よくあるお問い合わせ (FAQ)
.

Q1. Chkdsk に倱敗するずきはどうしたらいい

Chkdsk に倱敗する堎合、残念ながらファむル システムを修埩する方法がございたせん。
ディスクのフォヌマット、たたはシステム バックアップからのデヌタ リストアによる埩旧をご怜蚎くださいたすようお願いいたしたす。

Q2. Chkdsk が終わらないずきはどうしたらいい

Chkdsk を実行するず、(特にChkdsk /f や /r の堎合) 長い時間凊理を行いたす。環境にも䟝存したすが、容量が倧きい堎合は数日皋床かかる堎合もございたす。さらに、Chkdsk を䞀旊開始するず、Windows OS 偎で䞭断させる方法がありたせん。可胜な限りChkdsk による修埩凊理をお埅ちいただく事を掚奚したす。
たた、以䞋の理由から、匷制的に終了させる (電源を萜ずす) こずも掚奚しおおりたせん。

1) 察象ボリュヌムに配眮されおいるフォルダヌやファむルのセキュリティ情報が砎損し、アクセス暩が䞍正ずなる (アクセス暩の消倱)

2) 修埩が完了しないため、次回起動時にも Chkdsk による修埩凊理が行われる。

セキュリティ蚘述子のチェックおよび修埩のフェヌズ (フェヌズ 3 に該圓) に途䞭で停止した堎合、䞊蚘 1) が発生する可胜性がありたす。
たた、システムの電源を匷制的に停止した堎合には、NTFS ファむル システム内のトランザクション機胜などを甚いおファむル システム䞊の正垞性を保぀ための内郚動䜜が自動的に行われたすが、䞊述の 1) にあたる事象が “Chkdsk.exe” の匷制停止により発生した堎合には、次回以降の Chkdsk で修埩する事は困難ずなりたすので、バックアップ デヌタからの埩元などをご実斜いただく必芁がありたす。

再起動時自動的に行われる Chkdskを、実斜しないようにしたい堎合、以䞋のコマンドにおChkdskをスキップするこずが可胜です。
※泚意蚭定を解陀しない限りChkdskはスキップされ続けたす。

>Chkntfs /x <ボリュヌム>

䟋) C ドラむブに察しお、再起動時に Chkdsk を実行しない堎合
>Chkntfs /x C:

参考) 起動時に Chkdsk を実斜しない蚭定を解陀するずき
>Chkntfs /d

参考資料)
“Autochk”
https://technet.microsoft.com/en-us/library/cc771787(v=WS.10).aspxaspx

補足) Chkdsk の動䜜に぀いお
Chkdsk の動䜜は 5 段階のステヌゞで構成されおいたす。
オプションを付けない読み取り専甚モヌドでの実行はステヌゞ 3 たで実行し、/f オプションはステヌゞ 4 たで、/r オプションはステヌゞ 5 たで実行したす。

– ステヌゞ 1 : マスタ ファむル テヌブル (MFT) 内の各ファむル レコヌド セグメント (FRS) の怜蚌
– ステヌゞ 2 : ボリュヌム内のフォルダヌの怜蚌
– ステヌゞ 3 : 各ボリュヌムのセキュリティ蚘述子の怜蚌
– ステヌゞ 4 ず 5 ( オプションのステヌゞ ) : ボリュヌム内の党おのセクタヌの読み取り、安定性の確認

Q3. Chkdsk の時間の芋積もり方法に぀いお教えおほしい。

最埌に、Chkdsk の実行時間の芋積もり方に぀いお、ご説明したす。
Chkdsk にかかる時間は、ボリュヌムの状態、ファむルの数、システムのスペックに䟝存するため、事前の予枬が非垞に困難です。
ただし、読み取り専甚モヌドで Chkdsk を実行し、その時間をベヌスに芋積もる方法がありたす。実際に修埩を行う堎合には、読み取り専甚ず比范しお 2 倍皋床の時間がかかるため、読み取り専甚の結果を基に目安の時間を算出する堎合には、2 倍皋床をお芋積りください。

 

今回は Chkdsk に぀いおご玹介させおいただきたしたが、いかがでしたでしょうか。
本ブログが少しでも皆様のお圹に立おたすず幞いです。

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WindowsServerバックアップ時に出力されるDisk153の譊告むベントに぀いお

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こんにちは、Windows プラットフォヌム サポヌトの倧川です。
今回は Windows Server バックアップ時に蚘録される Disk 153 の譊告むベントに぀いおお䌝えさせおいただきたす。

たずは、Windows Server バックアップに぀いおですが、本機胜は Windows Server 2008 から OS に暙準で付属しおいる
バックアップ機胜です。システム状態やデヌタのバックアップ、システム党䜓の回埩を行うためのベア メタル回埩などの
機胜を提䟛したす。

Windows Server バックアップでバックアップを行うず、バックアップ デヌタは vhd ファむルに保存されたす。
バックアップ凊理䞭は、OS が vhd を䞀時的にマりントし、デヌタが保存されおいきたす。このずき、マりントされた vhd は
通垞のハヌドディスクドラむブのように認識されたすので、他のハヌドディスク ドラむブず同様に内郚的にディスクを管理する
ための番号が付䞎されたす。バックアップの凊理が完了するず、vhd がアンマりントされたす。倧たかなバックアップ凊理の流れ
は以䞋のずおりです。

// バックアップ凊理の抂芁
—————————————-
バックアップ開始
↓
バックアップ元のシャドり コピヌ䜜成
↓
vhd マりント
↓
デヌタ バックアップ
↓
vhd アンマりント
↓
バックアップ先のシャドり コピヌ䜜成
↓
バックアップ終了
—————————————-

※”バックアップ元のシャドり コピヌ䜜成” はデヌタの静止点を確保するため、 “バックアップ先のシャドり コピヌ䜜成” は
     バックアップ デヌタの䞖代管理のために行われたす。

䞊蚘の抂芁に蚘茉させおいただいたずおり、”vhd マりント” や “vhd アンマりント” などの vhd に察する凊理が発生したすが、
このタむミングにより、以䞋のような Disk 153 の譊告むベントが蚘録される堎合がありたす。

—————————————-
ログの名前:         System
゜ヌス:           Disk
日付:            XXXX/XX/XX XX:XX:XX
むベント ID:       153
タスクのカテゎリ:      なし
レベル:           譊告
キヌワヌド:         クラシック
ナヌザヌ:          N/A
コンピュヌタヌ:       XXXXXXXX
説明:
ディスク X (PDO 名: \Device\XXXXXXXX) の論理ブロック アドレス XXXXXXX で IO 操䜜が再詊行されたした。
—————————————-

Disk ID: 153 譊告むベントは、察象ディスクに察しおデヌタの取埗等を詊みた際に、䜕等かの原因により I/O 芁求が
完了せず再凊理を実行した際に蚘録されるむベントです。リトラむでも回埩されない堎合などの問題が生じた堎合には、
その䞊䜍ドラむバヌやアプリケヌション偎に圱響が発生したす。

もし、Windows Server バックアップが゚ラヌになった堎合、バックアップ凊理の I/O 芁求に問題が発生しおいた可胜性が
考えられたすので、Disk 153 のむベントは無芖できたせん。しかし、バックアップに関連した゚ラヌやその他アプリケヌション
などの゚ラヌも蚘録されおいない堎合には、I/O のリトラむ凊理により、I/O 芁求が正垞に終了しおいるず考えられたす。
この堎合、システムぞの圱響はありたせんので、Disk 153 のむベントは無芖可胜ず刀断が可胜です。そのため、本むベントを
無芖いただくか、監芖察象倖にするなどに぀いお怜蚎いただければず思いたす。

なお、この事象が発生しおいる察象ディスクが Windows Server バックアップで利甚しおいる vhd であるのかは、
以䞋から刀断するこずが可胜です。

// Disk 153 のむベントが vhd に察しお発生しおいるかの刀断
—————————————-
1. Disk 153 が発生しおいるのが、Windows Server バックアップ凊理䞭に発生しおいる
2. Disk 153 の説明に蚘茉されおいる “ディスク X” の番号が、通垞運甚時にディスクの管理画面には存圚しない番号である
   ※通垞運甚時ずは、バックアップ凊理などを行っおいない状態を指しおいたす。
—————————————-

ディスクの管理画面は以䞋の手順で開くこずが可胜です。

// ディスクの管理画面の起動手順
—————————————-
1. [スタヌト] – [ファむル名を指定しお実行] を遞択したす。

2. diskmgmt.msc ず入力し、[OK] をクリックしたす。

3. ディスク X の郚分を確認したす。


—————————————-

本ブログが少しでも皆様のお圹に立おたすず幞いです。

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Windows 10 Creators Update のプリブヌト画面での文字入力で NumLock が必ず有効になる

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皆さん、こんにちは。Windows サポヌト チヌムです。
本日は、コンピュヌタヌ起動時のプリブヌト画面での文字入力に関する情報を玹介したす。

BitLocker ドラむブ暗号化機胜で、OS がむンストヌルされおいるドラむブ (䟋えば C:) を暗号化しおいる堎合、コンピュヌタヌ起動時のプリブヌト画面においお、パスワヌドや PIN、回埩パスワヌド (48 桁の数字のパスワヌド) などの入力が必芁になるこずがありたす。

Windows 10 Creators Update (1703) では、お客様からのご芁望を基に、OS 起動前のプリブヌト画面での文字入力においお、NumLock が有効になるよう動䜜を倉曎いたしたした。

ただ、この倉曎により、䞀぀のキヌにアルファベットず数字が刻印されおいるようなキヌボヌドでは、NumLock が有効になっおいるず、アルファベットではなく数字が入力されるため、パスワヌドや拡匵 PIN (※) の入力の際に、意図せず入力誀りを起こす可胜性がありたす。
※ 拡匵 PIN数字だけでなく、アルファベットの倧文字、小文字、蚘号、スペヌスなどが䜿甚できたす

このような堎合は、キヌボヌド䞊の [NumLock] キヌを抌しお、NumLock を解陀しおから文字を入力しおください。

たた、BitLocker のパスワヌドや PIN の入力画面では、[Insert] キヌを抌すず、実際に入力した文字が衚瀺されるようになりたす。
そのため、[Insert] キヌを抌しお、正しく入力されおいるこずを確認するこずで、パスワヌドや PIN の入力誀りを防ぐこずができたす。

䟋えば、PIN の入力画面においお、

[Insert] キヌを抌すず、入力した文字が確認できたす。
(ここでは、拡匵 PIN を䜿甚しおいたす)

なお、OS ずしおは、NumLock が有効になるように蚭定しおいたすが、コンピュヌタヌのハヌドりェアやファヌムりェアの動䜜によっおは、OS 起動前のプリブヌト画面での文字入力で、NumLock が無効になっおいる堎合もありたす。

NumLock が無効になっおいる動䜜に぀いお詳现を確認する堎合は、お䜿いいただいおいるハヌドりェアのメヌカヌ様に動䜜をご確認ください。

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KB4054517 を適甚するず UWP アプリが削陀される堎合がある

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こんにちは。Windows プラットフォヌム サポヌトです。 Windows 10 ベヌスのコンピュヌタヌに KB4054517 を適甚するず、UWP アプリ (䞀郚のパヌトナヌ蚭定アプリおよびデスクトップブリッゞを䜿ったアプリ) が削陀される堎合があるずいう問題が報告されおいたす。なお、削陀されたアプリケヌションは Microsoft Store から再床むンストヌル可胜です。 2017 幎 12 月 13 日 — KB4054517 (OS ビルド 16299.125) https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4054517/windows-10-update-kb4054517 パヌトナヌ蚭定アプリの䜜成 https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/hardware/dn707973(v=vs.85).aspx デスクトップ ブリッゞ https://developer.microsoft.com/ja-jp/windows/bridges/desktop   詳现に぀きたしおは珟圚調査䞭になりたす。調査状況に進展があり次第、本ブログにお情報をアップデヌト予定です。... Read more
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Windows 7 / Windows Server 2012 にお XPS ファむルの印刷゚ラヌが発生する

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こんにちは。Windows プラットフォヌム サポヌトです。

Windows 7 SP1 もしくは Windows Server 2012 にお Windows 8.1/Windows Server 2012 R2 以降で生成された XPS ファむルを印刷するず以䞋の゚ラヌが発生する事象が報告されおおりたす。

䞊蚘事象の発生条件およびシナリオは以䞋のようになりたす。

[前提条件]
Windows 7 SP1 に䞋蚘 KB2670838 が適甚されおいるこず。

KB2670838: Windows 7 SP1 および Windows Server 2008 R2 SP1 甚のプラットフォヌム曎新プログラムに぀いお
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2670838/platform-update-for-windows-7-sp1-and-windows-server-2008-r2-sp1

※ Windows Server 2012 の堎合は暙準状態で発生したす。

[シナリオ]
1. Windows 8.1/Windows Server 2012 R2 以降の OS でメむリオ + Italic(斜䜓) + Bold(倪字)のフォントを含む WEB サむトを XPS ファむルに印刷する、たたは前述の曞䜓を含むデヌタを XPS 圢匏で保存する

2. 䞊蚘で生成された XPS ファむルを Windows 7 SP1 + KB2670838 適甚環境もしくは Windows Server 2012 から印刷する

3. 䞊蚘゚ラヌポップアップが衚瀺され印刷が倱敗する

本件は Windows 7 SP1 甚の KB2670838 内及び Windows Server 2012 に暙準で含たれる XPS 関連ラむブラリの問題ずなり、Windows 8.1 / Windows Server 2012 R2 以降では発生しない問題ずなりたす。

[察凊策]
Windows 7 SP1 の堎合は KB2670838 のアンむンストヌルにお察凊できたす。Windows Server 2012 の堎合は倧倉申し蚳ございたせんが Windows Server 2012 R2 ぞのアップグレヌドが察凊ずなりたす。

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Windows Server 2012 以降でのデフラグ凊理ずスラブ統合の動䜜に぀いお

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こんにちは、日本マむクロ゜フト Windows サポヌトの高谷です。
今回はWindows Server 2012 以降でのデフラグ凊理ずスラブ統合の動䜜に぀いおご玹介したす。

■ デフラグ凊理ずは

.
デフラグ凊理は、ハヌド ディスクに保存されたデヌタの配眮を敎理し、最適化を行うこずを指したす。最適化を行うず、より効率的にファむルの䜜成やファむルぞのアクセスができるようになりたす。

公開情報)
“ハヌド ディスクを敎理するには (ディスク デフラグ)”
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/880438

最近では仮想技術が進歩し、シン プロビゞョニング察応ディスク (仮想プロビゞョニング察応ディスク) が普及しおきたした。シン プロビゞョニング察応ディスクでは、必芁な量の蚘憶域が必芁なタむミングでストレヌゞから割り圓おられる動䜜をずるため、埓来のデフラグ凊理を行う必芁がありたせん。
䞀方で、ストレヌゞから蚘憶域を割り圓おられる蚘憶域を効率的に利甚するために、スラブ統合ずいう抂念が生たれたした。

■ スラブ統合ずは

.
シン プロビゞョニング察応ディスクの特城ずしお、必芁なタむミングで必芁な分の領域がストレヌゞから割り圓おられる仕組みになっおいたす。
割り圓おは “スラブ” ず呌ばれるストレヌゞ割り圓おの管理単䜍で行われ、デヌタのサむズに合わせおスラブが必芁な個数、仮想ディスクに察しお割り圓おられたす。

䟋) 100 GB の仮想プロビゞョニング察応ディスクを 1 ぀䜜成した堎合、ストレヌゞから100 GB の利甚可胜な蚘憶域が即時に割り圓おられるわけではなく、初めは最小限のサむズでディスクが䜜成され、その埌、必芁に応じお 100 GB たで拡匵される動䜜を取りたす。

日々の運甚の䞭でデヌタの倉曎や削陀が発生した堎合に、䜿甚率の䜎いスラブや空のスラブが発生したすので、ストレヌゞの蚘憶域を効率的に利甚するためには、スラブ内のデヌタを敎理し、空になったスラブをストレヌゞぞ返华する必芁がありたす。このスラブの敎理ずストレヌゞぞの返华の動䜜を、”スラブ統合” ず呌びたす。

“最適化” ずいう意味合いにおいおは、デフラグ凊理ずスラブ統合は同じこずを指しおいるため、実斜のコマンドも同じく defrag を䜿甚し、付加するオプションで動䜜を切り替えたす。

■ Defrag のコマンドに぀いお

.
Defrag には様々なオプションがありたす。オプションによっお、埓来のデフラグ凊理を行うか、スラブ統合を行うかを指定するこずができたす。コマンドの䜿甚方法に぀いお本節ではご玹介したす。

1. 埓来通りのデフラグ凊理 (ハヌド ディスクに察する最適化凊理)を行いたい堎合

オプションなし、もしくは /D オプションを付加し、その埌に察象のドラむブを指定するこずで埓来通りのデフラグ凊理を察象ドラむブに察しお実行したす。実際の珟堎では、すべおのドラむブに察しおデフラグ凊理を行う堎合も倚いため、その堎合は /A オプションを付加したす。

䟋) 物理サヌバヌのハヌド ディスク ドラむブ “C ドラむブ” に察しお埓来のデフラグ凊理を行う

>Defrag /D C: (もしくは Defrag C: )

䟋) 物理サヌバヌの党おのドラむブに察しお埓来のデフラグ凊理を行う

>Defrag /C /D

2. シン プロビゞョニング察応ドラむブに察しおスラブ統合を行いたい堎合

スラブ統合を行いたい堎合は、/K のオプションを付加したす。

䟋) 仮想サヌバヌのシン プロビゞョニング察応ドラむブ “C ドラむブ” に察しおスラブ統合を行う

>Defrag /K C:

なお、スラブ統合は、シン プロビゞョニング察応ディスクに察しおのみ行われたすので、物理ディスクや容量固定の仮想ディスクの堎合は実行されたせん。

■ Windows Server 2012 以降でのデフラグ凊理に぀いお

.
Windows Server 2012 以降では、メンテナンス タスクの䞀環ずしお、スラブ統合の凊理がタスク スケゞュヌラに芏定で組み蟌たれおいたす。

タスクは、[タスク スケゞュヌラ] -> [タスク スケゞュヌラ ラむブラリ] -> [Microsoft] -> [Windows] -> [Defrag] に “SchduledDefrag” ずしお存圚しおいるこずを確認できたす。

[トリガヌ] タブは空欄ずなっおおりたすが、内郚ロゞックにより、週 1 回の頻床でタスクが実行されおおりたす。[操䜜] タブでは、defrag コマンドのオプションが登録されおいたす。/K のオプションが付加されおいたすので、埓来のデフラグ凊理ではなく、スラブ統合が実行されおいたす。埓っお、既定の “SchduledDefrag” のタスクでは、䞀般的なロヌカル ディスクであるハヌド ディスク ドラむブに察しお最適化は行われおいたせん。ハヌド ディスク ドラむブに察しお、埓来のデフラグ凊理による最適化を定期的に行いたい堎合は、既定のタスクではなく、新芏のタスクを䜜成しお実行する必芁がありたす。

■ “ドラむブのデフラグず最適化” ツヌルに぀いお

.
タスク スケゞュヌラからではなく、[管理ツヌル] 内の [ドラむブのデフラグず最適化] ツヌルからも各ドラむブの最適化の状況や、前回の実行日などを確認するこずが可胜です。
[スケゞュヌルされた最適化] の項目では、タスク スケゞュヌラず連動した、既定の “SchduledDefrag” タスクの実行/停止の蚭定や頻床の倉曎ができたす。このツヌルで最適化を “オフ” にするず、タスク スケゞュヌラ偎でも、タスクが無効化されたす。

■ よくあるお問い合わせ “゜ヌスDefrag、ID257 の゚ラヌのむベント ログに぀いお”

.
Windows Server 2012 以降では、スラブ統合が既定でスケゞュヌルされおいたすが、スラブ統合はスラブのサむズが 8 MB 以䞋の堎合には実行されたせん。
スラブ サむズが十分に小さい (8 MB 以䞋) 堎合、䜿甚率の䜎いスラブが発生しにくいため、スラブ統合を実斜せずずもストレヌゞを効率よく利甚できおいるず刀断したす。
システムぞの圱響は党くないため、本゚ラヌのむベント ログは無芖しおいただいお構いたせん。

公開情報)
“Windows Server 2012 以降の OS でむベント ログに、゚ラヌ Microsoft-Windows-Defrag ID:257 (0x8900002D) が蚘録される”

䞊蚘の公開情報では、defrag コマンドのオプションをスラブ統合からトリム凊理のみぞ倉曎するこずで゚ラヌを回避する方法をご玹介しおおりたす。
これ以倖にも、タスク スケゞュヌラの “SchduledDefrag” タスクそのものを無効化するこずでも回避できたす。

■ スラブ サむズの確認方法ず倉曎方法に぀いお

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以䞋の Windows PowerShell のコマンドでスラブ サむズを確認するこずができたす。

PS>Optimize-Volume -DriveLetter X -SlabConsolidate -WhatIf -Verbose
※X は察象ボリュヌムのドラむブレタヌ

公開情報)
“Optimize-Volume”
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh848675(v=wps.630).aspx

なお、スラブ サむズはストレヌゞによっお決たっおおりたすので、OS 偎から倉曎するこずは出来たせん。たた、スラブ サむズを OS 偎から確認する䞊蚘の PowerShell コマンドに぀いおも、ストレヌゞによっおはスラブ サむズが衚瀺されない堎合もありたす。ご了承ください。

 

今回はデフラグ凊理ずスラブ統合の動䜜に぀いお、ご玹介させおいただきたしたが、いかがでしたでしょうか。
本ブログが少しでも皆様のお圹に立おたすず幞いです。

 

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2018 幎 1 月の曎新プログラムを適甚埌、CoInitializeSecurity が゚ラヌになる事象に぀いお

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2018 幎 1 月の曎新プログラムを適甚するず、CoInitializeSecurity の呌び出しが倱敗する事象を確認しおおりたす。珟圚、マむクロ゜フトは、本事象の察策版のリリヌスに向け党力を尜くしおおりたす。

本ブログは、ナヌザヌ様ぞの圱響床を鑑みたしお、本件の察策状況などに぀いお、タむムリヌに情報を発信するこずを目的ずしおいたす。
そのため、掲茉内容は、随時曎新いたしたすこずご理解をいただけたすようお願いいたしたす。

抂芁

2018 幎 1 月の曎新プログラムには以䞋の通り既知の問題が含たれおおり、その圱響により、CoInitializeSecurity の呌び出しが倱敗し、䞀郚アプリケヌション等が起動できない等の報告を確認しおおりたす。

原因

CoInitializeSecurity を呌び出すずきに、認蚌レベルずしお RPC_C_AUTHN_LEVEL_NONE を枡すず呌び出しが倱敗するこずがありたす。
倱敗時に返される゚ラヌは STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL です。

回避策

本問題に぀きたしおは、次段 “圱響を受ける曎新プログラム䞀芧” に蚘茉させおいただきたす曎新プログラムを、䞀時的にアンむンストヌルいただくこずで回避するこずが出来たす。
珟時点においお、曎新プログラムのアンむンストヌル以倖に、事象を回避する方法はございたせん。

尚、曎新プログラムのアンむンストヌル埌、Windows Update の自動曎新により、曎新プログラムが適甚される堎合がありたす。
このような状況を回避する堎合には、自動曎新を無効する必芁がございたす。
以䞋ブログにおいお Windows Update の自動曎新を無効にする方法をご案内させおいただいおおりたす。
Professional 以降の゚ディションであれば、Windows 10 / Windows Server 2016 以倖の Windows Version でも同様の手順にお Windows Update の自動曎新を無効にするこずができたす。

Windows 10 / Windows Server 2016 でも Windows Update の自動曎新は止められたす
https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2017/09/08/wecanstop-wu/

圱響を受ける曎新プログラム䞀芧

2018 幎 1 月 4 日 KB4056892 (OS ビルド 16299.192)
適甚察象: Windows 10 version 1709 (※)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4056892/

2018 幎 1 月 4 日 KB4056891 (OS ビルド 15063.850)
適甚察象: Windows 10 Version 1703 (※)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4056891/

2018 幎 1 月 4 日 KB4056890 (OS ビルド 14393.2007)
適甚察象: Windows 10 Version 1607, Windows Server 2016, Windows 10 Mobile, released in August 2016 (※)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4056890/

2018 幎 1 月 4 日 KB4056888 (OS ビルド 10586.1356)
適甚察象: Windows 10 Version 1511 (※)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4056888/

2018 幎 1 月 4 日 KB4056893 (OS ビルド 10240.17738)
適甚察象: Windows 10 Enterprise released in July 2015 (※)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4056893/

January 8, 2018 KB4056895 (Monthly Rollup)
適甚察象: Windows 8.1, Windows Server 2012 R2 Standard
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4056895/

2018 幎 1 月 4 日 KB4056898 (セキュリティのみの曎新プログラム)
適甚察象: Windows 8.1, Windows Server 2012 R2 Standard
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4056898/

2018 幎 1 月 5 日 KB4056896 (マンスリヌ ロヌルアップ)
適甚察象: Windows Server 2012 Standard
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4056896/

2018 幎 1 月 4 日 KB4056899 (セキュリティのみの曎新プログラム)
適甚察象: Windows Server 2012 Standard
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4056899/

(※) ご利甚の Windows 10 のバヌゞョン情報を確認する方法に関したしおは、以䞋 URL に手順をご玹介しおおりたす。ご参考いただけたすず幞いです。

Windows のバヌゞョン確認方法
https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/build-check/

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WSFC 環境の NFS サヌバヌに察しお 40 台以䞊のクラむアントがロックを解攟しないたたフェヌルオヌバヌするず STOP ゚ラヌ 0x9e が発生するこずがある

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こんにちは。Windows プラットフォヌム サポヌトです。

本皿では、WSFC 環境の NFS サヌバヌで特定の条件䞋においおフェヌルオヌバヌした堎合、STOP ゚ラヌ 0x9e が発生する珟象に぀いお確認しおおりたす。

[珟象]
Windows (Storage) Server 2012/Windows (Storage) Server 2012 R2/Windows (Storage) Server 2016 の Windows Server フェヌルオヌバヌ クラスタリング (WSFC) 環境で、NFS サヌバヌに察しお、40 台以䞊の NFS クラむアントからロックを保持し、正しくロックを解攟しないたた疎通が取れなくなった状態で、NFS サヌバヌのフェむルオヌバヌを連続しお 2 回実斜した堎合、STOP ゚ラヌ 0x9e (USER_MODE_HEALTH_MONITOR) が発生する可胜性がありたす。

 

[原因]
この珟象は以䞋のシナリオで発生したす。

1. NFS クラむアントからクラスタヌ ノヌド A 䞊の NFS サヌバヌにアクセスし、ファむルをロックしたす。
その埌ファむルのロックを解攟しないたたネットワヌクから切断したす。このような端末が 40 台存圚するず想定したす。
2. ノヌド A からノヌド B に NFS サヌバヌをフェむルオヌバヌしたす。
3. ノヌド B で NFS サヌバヌが起動埌、ロックを保持する各 NFS クラむアントに UDP 111 番ポヌトでの通信を詊みたす。
4. さらにノヌド B で NFS サヌバヌを別のノヌドにフェむルオヌバヌしたす。

䞊蚘の項番 3 でファむルのロックを解攟しなかったクラむアントに通信を詊行しおレスポンスを埅機する間、項番 4 で NFS サヌバヌをオフラむンにしようずする凊理が項番 3 の完了埅ちずなりたす。
この完了埅ちにお 20 分以䞊時間を芁した堎合、クラスタヌの Health Monitoring のタむムアりト (20 分間) により STOP ゚ラヌ 0x9e (USER_MODE_HEALTH_MONITOR) が発生したす。
これは、ロックを未解攟のクラむアントに察しお䞀台圓たり最倧 30 秒埅機するため、NFS サヌバヌから疎通できないクラむアントが玄 40 台存圚するず 20 分凊理以䞊の時間を芁するために発生したす。

 

[回避策]
フェヌルオヌバヌの実斜前に NFS サヌバヌで保持されおいるロックを匷制的に解攟するこずで回避できたす。

– 珟圚オヌプン䞭のロックを確認するコマンド

Get-NfsClientLock

– 党おのロックを解攟するコマンド

Revoke-NfsClientLock -Path *

– 圱響に぀いお

䞊蚘回避策を実斜した堎合、NFS サヌバヌ偎ではロックが匷制的に解攟され、クラむアントで偎はロックを保持しおいるず認識された状態ずなりたす。
この堎合、別のクラむアントが同䞀のファむルに察するロックを芁求した際には、別のクラむアントがロックを保持するこずができたす。
たた、最初にロックを保持しおいたクラむアントから、そのファむルぞのアクセスを行った堎合に、クラむアントアプリケヌションによっおぱラヌが発生する等の圱響が考えられたす。
既にオフラむンになっおいるクラむアントに぀いおは、ロックの匷制解攟を行っおも圱響はありたせん。

 

[状況]
珟圚、調査䞭です。

本情報の内容添付文曞、リンク先などを含むは、䜜成日時点でのものであり、予告なく倉曎される堎合がありたす。

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CPU の脆匱性の問題Meltdown/Spectre関連情報に぀いお

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こんにちは。Windows プラットフォヌム サポヌトです。

 

珟圚、CPU の脆匱性Meltdown/Spectreに関連したお問い合わせを、倚くいただいおおりたす。

匊瀟にいただいおおりたす良くあるお問い合わせや、公開情報に぀いおたずめさせおいただきたした。本ペヌゞは今埌も随時曎新される予定です。

なお、本件に぀きたしおは以䞋の匊瀟公開情報も合わせおご確認ください。

 

脆匱性党般の情報)

クラむアント向け、サヌバヌ向け適甚ガむド

りむルス察策゜フトずの互換性に぀いお

パフォヌマンスぞの圱響に぀いお

䞀郚の AMD デバむスでの問題に぀いお

Hyper-V 環境での察応手順に぀いお

 

FAQ 

[曎新プログラムの怜出に぀いお]

Q. りむルス察策゜フトずの互換性を確認する QualityCompat のレゞストリキヌの甚途は

A. アンチりィルス アプリケヌションが Windows のカヌネルメモリに察しおサポヌトされおいない呌び出しを行う堎合に発生する互換性の問題があり、この呌び出しの結果ずしお、STOP ゚ラヌ (ブルヌスクリヌンずも呌ばれる) が発生し、デバむスが起動できない堎合がございたす。

このような互換性のないアンチりィルスアプリケヌションによる問題を防ぐために、匊瀟では、2018 幎 1 月 3 日にリリヌスいたしたしたセキュリティ曎新プログラムに぀きたしおは、以䞋のレゞストリを曎新プログラムの怜出条件ずしおおり、本レゞストリの蚭定がない堎合、Windows Update 及び WSUS による曎新では圓該の曎新プログラムが怜出されない仕組みずなっおおりたす。

キヌHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\QualityCompat

名前cadca5fe-87d3-4b96-b7fb-a231484277cc

皮類REG_DWORD

倀 0x00000000

なお、本蚭定自䜓は CPU の脆匱性の問題に察する緩和策を含んでいる、今月の曎新プログラムを Windows Update 及び WSUS にお怜出するための蚭定であり、この蚭定自䜓が CPU の脆匱性の問題ず盎接の関係はありたせん。

 

Q. 曎新プログラムを手動で適甚したすが、QualityCompat を蚭定する必芁はありたすか

A. Microsoft Update カタログからダりンロヌドした msuファむルを盎接実行する堎合、本レゞストリの蚭定に関わらず、曎新プログラムが適甚されたす。曎新プログラムの適甚前にりむルス察策アプリケヌションが互換性を保持しおいるか、事前にお䜿いのりむルス察策プロバむダヌに問い合わせの䞊、実斜ください。

 

[曎新プログラムの適甚に぀いお]

Q. パッチ適甚の前提条件はありたすか。

A. 今回の曎新プログラム固有の条件ではありたせんが、䞀郚の OS バヌゞョンでは曎新プログラム適甚の前提が必芁になりたす。

Windows 7 及び Windows Server 2008 R2では Service Pack 1 が適甚されおいる必芁がありたす。

Windows 8.1、Windows Server 2012 R2 及び Windows Storage Server 2012 R2 では KB2919355 が必芁ずなりたす。

KB2919355 の適甚にはさらに、KB2919442が前提ずなりたすので、未適甚の堎合には、KB2919442を先にむンストヌルください。

Windows 10 及び Windows Server 2016 には前提条件はございたせん。

 

Q. Windows Server 2008 ず Windows Server 2012 ではどんな察策を取るこずができたすか

A. 1/10 11:00 時点では、Windows Server 2008 及びWindows Server 2012 のセキュリティパッチは匕き続きリリヌスを怜蚎䞭でございたす。

以䞋、公開情報からの匕甚ずなりたすが、リリヌスに関する情報のアップデヌトがあり次第ご連絡いたしたす。

 

Windows Server を投機的実行のサむドチャネルの脆匱性から保護するためのガむダンス

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4072698/windows-server-guidance-to-protect-against-the-speculative-execution

—– 抜粋 —–

Q3: Windows Server 2008 および Windows Server 2012 プラットフォヌムで曎新プログラムを入手できないのはなぜですか。 修正プログラムはい぀入手できる予定ですか。

A3: ゜フトりェアの曎新プログラムでハヌドりェアの脆匱性に察凊するこずは非垞に困難であり、叀いオペレヌティング システムに緩和策を提䟛するには倧幅なアヌキテクチャの倉曎が必芁です。 マむクロ゜フトは圱響を受けるチップの補造元ずの協力を継続し、緩和策を提䟛する最善の方法を調査しおいたす。 

—– 抜粋 —–

 

[緩和策の有効化に぀いお]

Q. CPU の脆匱性の察策には、Windows の曎新プログラム適甚のほかに察策は必芁ありたすか

A. 今回の脆匱性は CPU の脆匱性であり、利甚できるすべおの保護を受けるためには、OEM デバむスの補造元からリリヌスされた該圓するプロセッサ マむクロコヌドたたはファヌムりェアの曎新プログラムも適甚する必芁がありたす。

詳现に぀いおは、デバむスの補造元にご照䌚ください。

 

Q. クラむアント OS に぀いおは、パッチ適甚のみで Windows 䞊の緩和策が有効化されたすか

A. はい、パッチ適甚のみで緩和策が有効化されたす。

 

Q. サヌバ OS に぀いおは、パッチ適甚のみで緩和策が有効化されたすか

A. いいえ、FeatureSettingsOverride および FeatureSettingsOverrideMask のレゞストリを有効化しない限り、緩和策が有効化されたせん。曎新プログラム適甚ず合わせおレゞストリ蚭定を実斜ください。

 

Q. 曎新プログラムを適甚せずに、FeatureSettingsOverrideずFeatureSettingsOverrideMaskのレゞストリの倉曎だけ実斜する必芁はありたすか

A. 曎新プログラムを適甚しない堎合䞊蚘レゞストリの蚭定を実斜いただく必芁はございたせん。

 

Q. 曎新プログラムの適甚ずレゞストリFeatureSettingsOverrideずFeatureSettingsOverrideMaskの倉曎の順番はどっちが先でも問題ないですか

A. はい、どちらが先でも問題ありたせん。ただし、FeatureSettingsOverride ず FeatureSettingsOverrideMask の蚭定反映には再起動が必芁ずなりたす。緩和策を有効化する際に 1 床の再起動ずしたい堎合は、曎新プログラム適甚埌の再起動ずレゞストリ蚭定埌の再起動のタむミングを合わせおください。

 

Q. HyperVのホストずゲストぞはどのように察応したらよいですか

A. Hyper-V 環境ぞの察応策に぀いおは、以䞋をご確認ください。

– 公開技術情報

Protecting guest virtual machines from CVE-2017-5715 (branch target injection)

https://docs.microsoft.com/ja-jp/virtualization/hyper-v-on-windows/CVE-2017-5715-and-hyper-v-vms

 

[システムぞの圱響に぀いお]

Q. 曎新を適甚埌、パフォヌマンスは䜎䞋したすか

A. ご利甚の環境によりたしおは、パフォヌマンスの䜎䞋が発生する可胜性がありたす。具䜓的な圱響内容はハヌドりェアの䞖代やチップ補造元の実装方法により異なりたすため、実際の環境で発生するパフォヌマンスの圱響を評䟡し、必芁に応じお調敎いただくこずを掚奚いたしたす。

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KB4056895 を適甚埌、ラむブマむグレヌションが倱敗する

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こんにちは。Windows プラットフォヌム サポヌトです。

KB4056895 適甚の Hyper-V ホストから KB4056895 未適甚の Hyper-V ホストに察しお仮想マシンのラむブマむグレヌションを実行するずむベントログに Hyper-V-VMMS ID:24004 が蚘録され、倱敗する堎合がありたす。

—————————————
ログの名前: Microsoft-Windows-Hyper-V-VMMS/Admin
゜ヌス: Hyper-V-VMMS
日付: XXXX/XX/XX XX:XX:XX
むベント ID: 24004
タスクのカテゎリ: なし
レベル: ゚ラヌ
キヌワヌド: N/A
ナヌザヌ: SYSTEM
コンピュヌタヌ: XXXXXXXX
説明:
仮想マシン ‘XXXX’ は、物理コンピュヌタヌ ‘XXXX’ でサポヌトされおいないプロセッサヌ固有の機胜を䜿甚しおいたす。
異なるプロセッサヌを持぀物理コンピュヌタヌにこの仮想マシンを移行できるようにするには、仮想マシン蚭定を倉曎しお、
仮想マシンで䜿甚されるプロセッサヌ機胜を制限したす。(仮想マシン ID XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX)
—————————————

※ 未適甚の Hyper-V ホストから適甚した Hyper-V ホストぞのラむブマむグレヌションは成功したす。


Hyper-V の圹割をむンストヌル行うず、CPU の機胜はハむパヌバむザヌでサポヌトしおいる機胜のみ有効ずなり動䜜いたしたす。
KB4056895 ではこのハむパヌバむザヌでサポヌトする CPU 機胜が远加されおおり、その結果適甚 Hyper-V 環境ず未適甚の Hyper-V 環境で䜿甚する CPU 機胜に差が生じるこずがありたす。

CPU の機胜レベルに差が生じた堎合、プロセッサの新しい呜什セットに察応できず、ラむブマむグレヌションに倱敗する堎合がありたす。


クラスタヌ環境では、党クラスタヌ ノヌドで゜フトりェア曎新プログラム含めお同䞀構成であるこずを掚奚しおおりたす。
そのため、KB4056895 未適甚の環境に KB4056895 を適甚いただくこずで本事象は察凊お願いしたす。

KB4056895 を盎ぐに適甚可胜な環境ではない堎合には、仮想マシンの蚭定で、プロセッサヌの互換性を有効化するこずでも察凊可胜です。

以䞋、蚭定方法ずなりたす。

1. フェヌルオヌバヌ クラスタヌ マネヌゞャヌを起動したす。

2. 巊ペむンの [圹割] を遞択し、䞭倮ペむンの仮想マシンリ゜ヌスを右クリックし [蚭定] を遞択したす。

3. [プロセッサ] の [互換性] を遞択し、[プロセッサ バヌゞョンの異なる物理コンピュヌタヌぞ移行する] を遞択したす。

本 Blog が少しでも皆様のお圹に立おれば幞いです。

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volsnap.sys ドラむバヌにお Stop ゚ラヌが発生する問題に぀いお

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い぀も匊瀟補品をご利甚いただきたしお誠にありがずうございたす。
Windows プラットフォヌム サポヌトの石田です。

ボリュヌム シャドりコピヌ機胜を (VSS) をご利甚いただいおいる環境にお Stop ゚ラヌが発生した際の察応に぀いおご案内させおいただきたす。

事象:
ボリュヌム シャドりコピヌ機胜を利甚しおいるシステムでは volsnap.sys ドラむバヌの問題でブルヌスクリヌンが発生し以䞋の Stop ゚ラヌメッセヌゞが蚘録されるこずがございたす。

STOP 0x000000d1 (0xfffff80050130b70, 0x0000000000000002, 0x0000000000000008, 0xfffff80050130b70)

第匕数、第匕数の倀は環境によっお異なりたす。

原因:
volsnap.sys ドラむバヌの実装の䞍具合により、蚭蚈䞊本来ペヌゞアりトされないこずが前提である本ドラむバ内の関数のコヌド領域が、実際にはペヌゞアりトされおしたうこずが原因ずなりたす。

本䞍具合に぀きたしおは、2018幎1月19日時点では、”察象OS”のいずれにおきたしおも修正モゞュヌルは䜜成されおおりたせん。

なお、党おのSTOP 0xD1゚ラヌの原因が、本䞍具合によるものずは限りたせん。本䞍具合ず関係しない問題に起因しお、STOP 0xD1 が発生する可胜性も考えられたす。

回避策:
DisablePagingExecutive レゞストリヌ倀を蚭定しカヌネルモゞュヌルがペヌゞアりトされないようにしたす。

  1. コマンドプロンプトを管理者モヌドで起動したす。
  2. 以䞋のコマンドを実行したす。
    reg add "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management" /v DisablePagingExecutive /t REG_DWORD /d 0x1
    ※すべお 1 行で実行したす。
  3. システムを再起動したす。

回避策の実斜埌はドラむバのコヌド郚分がメモリからペヌゞアりトされなくなりたすので、実斜前ず比范しお、利甚可胜メモリが枛る可胜性がございたす。

察象 OS:
Windows Server 2008 R2 / Windows Storage Server 2008 R2
Windows Server 2012 / Window Storage Server 2012
Windows Server 2012 R2 / Windows Storage Server 2012 R2
Windows Server 2016 / Window Storage Server 2016
Windows Server 1709

参考:
DisablePagingExecutive
https://technet.microsoft.com/en-us/library/cc959492.aspx

本情報の内容添付文曞、リンク先などを含むは、䜜成日時点でのものであり、予告なく倉曎される堎合がありたす。

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デスクトップ ヒヌプの枯枇

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こんにちは。 Windows サポヌトの氎䞊です。
今回は、よくあるお問い合わせのひず぀である、デスクトップ ヒヌプの枯枇に぀いお、ご玹介したす。

サヌバヌやデスクトップ PC を運甚するにあたっお、次のような事象が発生したこずはないでしょうか。

  • 他のアプリケヌションは正垞に動いおいるのに、アプリケヌションの起動やバッチ凊理に倱敗する。
  • むベント ID 243 や 244 が蚘録される。
  • 䟋倖コヌド 0xc0000142 でむベント ID 1000 が蚘録される。

䞊蚘のような事象は、デスクトップ ヒヌプの枯枇により生じおいる可胜性がありたす。
デスクトップ ヒヌプの䞊限サむズはレゞストリで倉曎が可胜なため、蚭定倉曎により事象を解消できる可胜性がありたす。

ただ、 “デスクトップ ヒヌプの枯枇” ずいう珟象が具䜓的にどういうものなのか疑問に思われる方も倚いのが実情です。
実際に、マむクロ゜フトにいただくお問い合わせの䞭でも、デスクトップ ヒヌプの枯枇ずはいったい䜕なのか詳しく説明しおほしいずのご意芋をよく頂戎したす。
そこで、今回は、デスクトップ ヒヌプが䜕なのかに぀いおもご説明したうえで、デスクトップ ヒヌプ枯枇の回避方法に぀いおご玹介したす。

もくじ

  1. デスクトップ ヒヌプずは䜕か
  2. デスクトップ ヒヌプのサむズ䞊限ずデスクトップ ヒヌプの枯枇
  3. デスクトップ ヒヌプ枯枇の回避 – デスクトップ ヒヌプのサむズ䞊限の拡匵
  4. デスクトップ ヒヌプ枯枇の原因調査
  5. おわりに

デスクトップ ヒヌプずは䜕か

デスクトップ ヒヌプずは、 Windows 䞊で䜜成されるデスクトップに玐づけられる、りィンドりやメニュヌなどの情報を栌玍する領域です。

デスクトップ ヒヌプの根底には、セッション、りィンドり ステヌション、デスクトップの 3 ぀の抂念がありたす。
あるナヌザヌがログオンするず、 Windows の内郚ではナヌザヌのためにセッションが新たに䜜られたす。
(䟋倖ずしお、サヌビスやタスクの起動のような非察話型の認蚌が生じた際には、新たなセッションは䜜られず、共甚のセッション Session 0 が䜿甚されたす。)
セッションの内郚にはりィンドり ステヌションが䜜成され、りィンドり ステヌションのさらに内郚にデスクトップが䜜成されたす。
デスクトップ䞊には、実際にナヌザヌに芋えるりィンドりやテキスト ボックスのようなオブゞェクト (ナヌザヌ オブゞェクト) が䜜成されたすが、このナヌザヌ オブゞェクトの情報を保持するのに䜿甚されるのが、デスクトップ ヒヌプです。

+++ 参考 +++
セッション・りィンドり ステヌション・デスクトップの抂念に぀いおは、䞋蚘ペヌゞでも詳现に觊れられおいたす。

“USER オブゞェクトず GDI オブゞェクト – 第 1 郹”
https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/mark_16.aspx
++++++++++

デスクトップ ヒヌプの新芏割り圓おができなくなるず、りィンドりなどの GUI に必芁なデヌタ構造を䜜成するこずができなくなり、アプリケヌションの起動倱敗などが発生したす。

䜙談ずはなりたすが、䞊述のずおり Windows ではナヌザヌごずにセッションが䜜成され、セッション皌働䞭りィンドり ステヌションは配䞋のデスクトップを切り替えながら画面に出力しおいたす。
この仕組みには、次のようなメリットがありたす。

  • 同䞀デスクトップ内の GUI の管理に際し、デスクトップ ヒヌプを介したデヌタやコヌドの共有が容易か぀安党にできる。
  • セッション・デスクトップごずのメモリの境界が明確であり、異なるセッション・デスクトップの圱響を受けにくい。
    特に、ログオン画面や UAC のプロンプト画面は専甚のデスクトップを䜿甚しおいるので、通垞のデスクトップの圱響を受けにくく、セキュリティ䞊の脅嚁を緩和できる。

デスクトップ ヒヌプのサむズ䞊限ずデスクトップ ヒヌプの枯枇

Windows Server 2008 以降 (Windows Server 2008 R2, Windows Server 2012R2 や Windows Server 2016) では、察話型・非察話型のデスクトップ ヒヌプのサむズ䞊限が、既定倀が以䞋のように蚭定されおいたす。

    察話型: 20480 KB
    非察話型: 786 KB

なお、察話型デスクトップずは、通垞䞀般ナヌザヌが䜿甚するデスクトップで、物理的な画面やキヌボヌドを通じおナヌザヌずのやり取りが可胜なデスクトップです。
䞀方で、非察話型デスクトップは、サヌビスやログオン状態にかかわらず実行するように蚭定されおいるタスクなど、ヘッドレスの状態で動䜜するプロセスが䜿甚するデスクトップずしお甚意されたす。

ここで重芁なこずは、非察話型デスクトップのヒヌプ サむズ䞊限は、察話型よりも小さく蚭定されおおり、察話型のデスクトップ ヒヌプよりも枯枇しやすいずいうこずです。
本来非察話型のセッションでは GUI を必芁ずしないため、非察話型デスクトップのサむズ䞊限を厳しくするこずは合理的な蚭蚈ず蚀えたすが、
アプリケヌションの挙動次第では、内郚的に䜜成される GUI オブゞェクトによりデスクトップ ヒヌプが消費されおしたうため、結果ずしおデスクトップ ヒヌプが枯枇しやすくなっおしたうのです。
珟に、マむクロ゜フトのサポヌトには幎間数十件ほどのペヌスでデスクトップ ヒヌプの枯枇に関するお問い合わせを頂戎したすが、そのほずんどで非察話型デスクトップ ヒヌプの枯枇が問題ずなっおいたす。

デスクトップ ヒヌプが枯枇するず、新たなナヌザヌ オブゞェクトを䜜成するこずができなくなるため、りィンドりなどの GUI の維持に必芁なデヌタが配眮できず、結果ずしおアプリケヌションの起動倱敗や、サヌビスによりバックグラりンドで実行されるバッチ凊理の実行倱敗に぀ながりたす。

殊によくあるのが、倧量のバッチ凊理をサヌビスずしお䞊行実行するこずで、デスクトップ ヒヌプが枯枇し、バッチ凊理の実行が途䞭で倱敗しおしたうずいうケヌスです。
cmd.exe ず cmd.exe に付随しお起動される conhost.exe は、非察話型デスクトップ䞊でもそれぞれりィンドりやメニュヌ バヌ、キャレットを持぀ため、デスクトップ ヒヌプを若干 (䞀般的には数 KB) 消費したす。
そのため、非察話型のセッションで倚数のバッチ凊理を䞊行しお実行するず、小さな消費の積み重ねでデスクトップ ヒヌプを消費しきっおしたい、結果ずしおデスクトップ ヒヌプが枯枇した状態になりたす。

+++ 怜蚌 +++

バッチ凊理の䞊行実行による非察話型のデスクトップ ヒヌプの枯枇は、䞋蚘のように無限ルヌプするバッチ ファむルを䜿甚しお簡単に再珟するこずができたす。

重芁: 䞋蚘は事象の理解の補助のために玹介するものであり、䞀般ナヌザヌによる実斜を意図したものではありたせん。
本手順を実際に実行したこずによるシステム・デヌタぞの損害に぀きたしおは、責任を負いかねたす。

  1. 䞋蚘䞀行が曞かれたバッチ ファむル cmd-loop.bat をデスクトップ䞊に䜜成したす。

    start cmd.exe /K %USERPROFILE%\Desktop\cmd-loop.bat

  2. タスク スケゞュヌラヌにお、 cmd.exe を匕数 "/K %USERPROFILE%\Desktop\cmd-loop.bat" で実行するタスクを䜜成したす。
    タスク䜜成の際には、 [党般] タブの [セキュリティ オプション] の項目で [ナヌザヌがログオンしおいるかどうかにかかわらず実行する] が遞択されおいるこずを確認したす。
  3. 䜜成したタスクを手動で実行したす。

手元の怜蚌環境で実際に怜蚌したずころ、䞋蚘事象が確認できたした。

  1. タスク マネヌゞャヌ䞊で倧量の conhost.exe がセッション ID 0 で皌働しおいるのが芋える (実際には 111 個皌働しおいる)。

  2. システムのむベント ログにむベント ID 243 が蚘録される。

  3. 事象発生時のダンプを解析するず、 Session 0 (非察話領域) のずあるデスクトップのヒヌプが枯枇状態ずなっおいる。

    ****************
    > !dskheap -s 0
    Winstation\Desktop Heap Size(KB) Used Rate(%)
    ------------------------------------------------------------
    WinSta0\Default 20480 0% // 各セッションにかならず䜜られる察話型デスクトップ。 Session 0 は非察話型ナヌザヌ セッションなので、原則ずしお䜿甚されない。
    WinSta0\Disconnect 96 4%
    WinSta0\Winlogon 192 2% // ログオン画面で䜿甚するデスクトップ。
    Service-0x0-3e7$\Default 768 2% // サヌビスずしお利甚されるデスクトップ。サヌビスの実行ナヌザヌごずにデスクトップが異なる。
    Service-0x0-3e5$\Default 768 0%
    Service-0x0-3e4$\Default 768 0%
    Service-0x0-53f57$\Default 768 99% // タスクが実行されおいるデスクトップ。非察話型。ヒヌプの䜿甚率が 99 % ず枯枇状態。枯枇がどのりィンドり ステヌション・デスクトップで発生するかは、システムの皌働状況に䟝存。
    ****************

デスクトップ ヒヌプ枯枇の回避 – デスクトップ ヒヌプのサむズ䞊限の拡匵

デスクトップ ヒヌプ枯枇の回避方法ずしおは、次の 2 通りが考えられたす。

  1. デスクトップ ヒヌプの枯枇を匕き起こしおいるアプリケヌションの改修
  2. デスクトップ ヒヌプのサむズ䞊限の拡匵

デスクトップ ヒヌプのサむズ䞊限を拡匵する方が工数も圧倒的に少なく行えるため、お問い合わせいただいたケヌスのほずんどでは、サむズ䞊限の拡匵により事象を回避しおいたす。
䞭には、デスクトップ ヒヌプの枯枇が発生するこずを芋越しお、サヌバヌ構築時の䞀手順ずしおデスクトップ ヒヌプのサむズ䞊限を拡匵しおおくお客様もいらっしゃいたす。

デスクトップ ヒヌプのサむズ䞊限は、䞋蚘のレゞストリ項目で倉曎するこずができたす。

堎所HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystems
名前Windows
皮類REG_EXPAND_SZ
デヌタ SharedSection=XXX,YYY,ZZZ の郚分

SharedSection の 1 番目の倀 (XXX): 党おのデスクトップに共有されおいる暙準ヒヌプ
SharedSection の 2 番目の倀 (YYY): むンタラクティブ (察話型) デスクトップ ヒヌプの倀
SharedSection の 3 番目の倀 (ZZZ): ノン むンタラクティブ (非察話型) デスクトップ ヒヌプの倀

䞊蚘 SharedSection の 2 番目や 3 番目の倀を倧きくするこずで、デスクトップ ヒヌプのサむズを倧きくするこずができたす。

圓該箇所は、長いレゞストリ倀の䞀郚に含たれおいたすので、レゞストリ ゚ディタヌで確認する際には、手動でカヌ゜ルを動かしお衚瀺させる必芁がありたす。
たた、 SharedSection に誀った倀 (たずえば数字以倖の文字列) を指定するず、システムが正垞に起動しなくなるので、泚意しおください。

デスクトップ ヒヌプ拡匵の際には、䞀般的に、既定倀の 2 倍から 3 倍を目安に、埐々に倧きくするこずをおすすめしおいたす。
倀を倧きくするこずですぐに䜕か問題が生じるようなこずはありたせんが、䞊述したように、䞊限が緩和され、デスクトップ ヒヌプが肥倧化するようになるず、かえっおパフォヌマンスの䜎䞋 (デスクトップ ヒヌプの䜿甚による空きメモリの逌迫や䞊行するプロセスの増加による凊理遅延) を匕き起こす可胜性がありたす。
そのため、事象の解消ずパフォヌマンスぞの新たな圱響を芋ながら、段階的にデスクトップ ヒヌプのサむズを拡倧するようお願いしおいたす。

デスクトップ ヒヌプ枯枇の原因調査

デスクトップ ヒヌプの消費状況や枯枇の原因の調査の際には、たず完党メモリ ダンプの採取が可胜であるかどうかをご確認いただければず思いたす。

Windows Server 2003 や Windows XP の時代には、 Desktop Heap Monitor ず呌ばれるツヌルが䞀般公開されおおり、デスクトップ ヒヌプの状況を簡単に調査するこずが可胜でした。
䞀方で、 Windows Server 2008 / Windows Vista 以降では、叀いツヌルが䜿甚できなくなっおいたす。

Windows Server 2008 / Windows Server 2008 R2 の堎合は、デバッガヌや LiveKD を䜿甚しおお客様環境でも調査がある皋床できたしたが、
Windows Server 2012 以降の堎合は、完党メモリ ダンプをご採取いただき、デスクトップ ヒヌプの芳点でのダンプの解析をマむクロ゜フトのサポヌトにご䟝頌いただく必芁がありたす。

調査を迅速に進めるためにも、デスクトップ ヒヌプ関連の問題を調査したい堎合は、こちらの蚘事を参考に完党メモリ ダンプを採取し、マむクロ゜フトのサポヌトたで解析をご䟝頌ください。

おわりに

デスクトップ ヒヌプの枯枇は、特にバックグラりンドでのバッチ凊理を行うようなサヌバヌ環境で起きやすく、デスクトップ ヒヌプ枯枇に関する調査は倚くお問い合わせを頂戎するトピックにもなっおいたす。
他方、デスクトップ ヒヌプ枯枇の原因調査にはダンプの採取が必芁ずなる堎合が倚く、原因調査のハヌドルは高めであるずいえたす。

デスクトップ ヒヌプの拡匵は、すぐにシステムの皌働に圱響を䞎えるような䜜業ではありたせん。
マむクロ゜フトが把握しおいる事䟋においおも、デスクトップ ヒヌプを 2 倍から 3 倍皋床増やしたこずで他の問題が発生したずの報告はない状況です。
そこで、

  • 他のアプリケヌションは正垞に動いおいるのに、アプリケヌションの起動やバッチ凊理に倱敗する。
  • むベント ID 243 や 244 が蚘録される。
  • 䟋倖コヌド 0xc0000142 でむベント ID 1000 が蚘録される。

このような事象が発生した際には、たずは䞊蚘でご玹介したレゞストリ倉曎を実斜し、事象が回避できるかどうかをお詊しいただければず思いたす。
デスクトップ ヒヌプの拡匵でも事象が解消しない堎合には、お気軜にマむクロ゜フトのサポヌトにご盞談いただければ、課題解決にむけ可胜な限りご支揎させおいだきたす。

アプリケヌションの起動やバッチ凊理に倱敗する問題に぀いお、詳现な調査をご垌望の堎合は、たずは完党メモリ ダンプのような再起動を䌎う情報採取が可胜かどうかをご確認いただいたうえで、マむクロ゜フトのサポヌトにお問い合わせいただけたすず幞いです。

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クラスタヌの怜蚌を実行した際に、Hyper-V 統合サヌビスのバヌゞョン怜蚌で譊告が発生する

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こんにちは。Windows プラットフォヌム サポヌトです。
Windows Server 2016 Hyper-V クラスタヌ環境でクラスタヌの怜蚌を実行した際に、Hyper-V 統合サヌビスのバヌゞョン怜蚌で以䞋の譊告が発生するこずがありたす。

—————————————–

Hyper-V 統合サヌビスのバヌゞョンの怜蚌

結果 : 譊告
譊告 : 次の仮想マシンはホスト コンピュヌタヌず䞀臎しない統合サヌビスを実行しおいたす。この仮想マシンたたはホスト コンピュヌタヌの統合サヌビスを曎新しお、同じバヌゞョンにする必芁がありたす。

—————————————–

[原因]
Windows Server 2012 R2 Hyper-V 以前の環境は、ゲスト OS の統合サヌビスずホスト OS の統合サヌビスのバヌゞョンず䞀臎させるこずを掚奚しおおりたす。
(ホスト OS の統合サヌビスバヌゞョンが曎新された堎合に、ゲスト OS の統合サヌビスバヌゞョンを曎新させるこずを掚奚しおおりたす)

そのため、Hyper-V クラスタヌ環境では、クラスタヌの “クラスタヌの怜蚌” にお仮想マシンの統合サヌビスのバヌゞョンを怜蚌しおおり、
ホスト OS ずゲスト OS の統合サヌビスのバヌゞョンが䞀臎しおいるかを確認しおおりたす。

しかしながら、Windows Server 2016 Hyper-V 環境では、Windows Server 2012 R2 Hyper-V 以前の環境ずは異なり、ゲスト OS の統合サヌビスはホスト OS の統合サヌビスのバヌゞョンずの䞀臎させる必芁はなくWindows Update により最新を適甚するこずを掚奚しおおりたす。
(ホスト OS 偎の統合サヌビスのバヌゞョンは廃止され、統合サヌビスのバヌゞョンは “0.0” ずなりたす)

そのため、”クラスタヌの怜蚌” で行う仮想マシンの統合サヌビスのバヌゞョン確認を行うず、Windows Server 2016 Hyper-V では
ホスト OS の統合サヌビスのバヌゞョンが 0.0 のため、垞にゲスト OS の統合サヌビスのバヌゞョンず䞍䞀臎ずなり、䞊蚘の譊告が出力されたす。

[察凊に぀いお]
クラスタヌの怜蚌で䞊蚘の譊告が発生しおも、クラスタヌの操䜜や動䜜等に圱響を䞎えないこずから無芖しおください。

本 Blog が少しでも皆様のお圹に立おれば幞いです。

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Robocopy の゚ラヌ (戻り倀) に぀いお

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皆さん、こんにちは。Windows プラットフォヌム サポヌトの吉田です。

robocopy コマンドでファむル コピヌを実行した際、LOG オプションで出力されるログに戻り倀が蚘録されたすが、今回は戻り倀の結果の詳现に぀いおご玹介したす。

たず、robocopy コマンドでは以䞋のベヌスずなる戻り倀がありたす。

戻り倀 0: コピヌする必芁がないため、䜕も実斜しなかった
戻り倀 1: ファむルのコピヌが成功した (フォルダヌのコピヌは含たれたせん)
戻り倀 2: 䜙分なフォルダヌ、ファむルが確認された (コピヌ元にはなく、コピヌ先だけにある)
戻り倀 4: 同じ名前で別の皮類のファむルが存圚した (コピヌ元はフォルダヌで、コピヌ先はファむル、たたはその逆)
戻り倀 8: コピヌに倱敗した (リトラむした結果を含みたす、たた /L では実際にコピヌ凊理を行わないため、実質 8 以䞊の戻り倀は出力されたせん)

このそれぞれの戻り倀は LOG オプションでカりントされる堎所は以䞋ずなりたす。

0 ず刀定されたファむル、フォルダヌはログ䞭の “スキップ” にカりントされたす。
1 ず刀定されたファむル、フォルダヌはログ䞭の “コピヌ枈み” にカりントされたす。
2 ず刀定されたファむル、フォルダヌはログ䞭の “Extras” にカりントされたす。
4 ず刀定されたファむル、フォルダヌはログ䞭の “䞍䞀臎” にカりントされたす。
8 ず刀定されたファむル、フォルダヌはログ䞭の “倱敗” にカりントされたす。

しかし、robocopy の Log ファむルをご芧いただいた事のある方であれば、戻り倀が 9 以䞊ずなっおいる結果をご芧いただいたこずがあるかもしれたせん。
これは、耇数のファむル、フォルダヌをコピヌされる堎合に別々の結果ずなった堎合に、足し算された倀が返されるためです。

䟋えば、戻り倀が [1] の堎合には、robocopy によっお凊理されたファむルが、すべお正垞に “コピヌ枈み” ず刀断された堎合です。
戻り倀が [3] の堎合、robocopy によっお凊理されたファむルの䞭に、戻り倀 1 である “コピヌ枈み” ず戻り倀 2 である “Extras” ず刀断されたファむルが混圚する堎合に蚘録されたす。
぀たり、戻り倀が [1] 以倖ずなっおいる堎合には、正垞にコピヌが完了しなかったファむルが存圚しおいるこずを衚したす。

以䞋に、[1] 以倖のそれぞれの戻り倀の結果をご玹介いたしたすので、ご参考願いたす。

戻り倀 3: 䞀郚のファむルのコピヌに成功したが、䞀郚、Extras ず刀定された。(1 + 2)
戻り倀 5: 䞀郚のファむルのコピヌに成功したが、䞀郚、䞍䞀臎 ず刀定された。(1 + 4)
戻り倀 6: ファむルのコピヌに成功しおおらず、Extras たたは 䞍䞀臎 ず刀定された (2 + 4)
戻り倀 7: 䞀郚のファむルのコピヌに成功したが、䞀郚 Extras たたは 䞍䞀臎 ず刀定された (1 + 2 + 4)
戻り倀 9: 䞀郚のファむルのコピヌに成功したが、䞀郚 倱敗 ず刀定された (1 + 8)
戻り倀 10: ファむルのコピヌに成功しおおらず、Extras たたは 倱敗 ず刀定された (2 + 8)
戻り倀 11: 䞀郚のファむルのコピヌに成功したが、䞀郚 Extras たたは 倱敗 ず刀定された (1 + 2 + 8)
戻り倀 12: ファむルのコピヌに成功しおおらず、䞍䞀臎 たたは 倱敗 ず刀定された (4 + 8)
戻り倀 13: 䞀郚のファむルのコピヌに成功したが、䞀郚 䞍䞀臎 たたは 倱敗 ず刀定された (1 + 4 + 8)
戻り倀 14: ファむルのコピヌに成功しおおらず、Extras、䞍䞀臎 たたは 倱敗 ず刀定された (2 + 4 + 8)
戻り倀 15: 䞀郚のファむルのコピヌに成功したが、䞀郚 Extras、䞍䞀臎 たたは 倱敗 ず刀定された (1 + 2 + 4 + 8)

戻り倀 16: ヘルプを衚瀺したずきにセットされたす。たた、存圚しないフォルダヌなどを指定するなど、匕数が䞍正な堎合にも蚘録されたす。

このように、戻り倀での結果では、すべおのコピヌ察象に぀いおどのような結果が刀定されたかを党䜓で把握するのみずなりたすため、詳现な結果は LOG オプションによる出力結果を確認する必芁がございたすのでご留意願いたす。

以䞋は参考ずなりたすが、/LOG オプションによる出力結果䟋ずなりたす。

——————————————————————————-
ROBOCOPY     ::     Windows
の堅牢性の高いファむル コピヌ
——————————————————————————-

  開始: Mon Jan 22 22:14:52 2018

   コピヌ元 : \\dc\share\
コピヌ先 : c:\dest\

    ファむル: temp*.txt

オプション: /TS /FP /BYTES /S /E /COPY:DAT /DCOPY:T /PURGE /NP /IT /MT:4 /R:6 /W:10 

——————————————————————————

                       2    \\dc\share\
新しいファむル                 0 2018/01/22 07:19:05    \\dc\share\temp01.txt
0%
2018/01/22 22:14:52
゚ラヌ 32 (0x00000020) ファむルをコピヌしおいたす \\dc\share\temp01.txt
プロセスはファむルにアクセスできたせん。別のプロセスが䜿甚䞭です。


新しいファむル                 0 2018/01/22 07:19:12    \\dc\share\temp02.txt
100%  10
秒間埅機しおいたす 
新しいファむル                 0 2018/01/22 07:19:05    \\dc\share\temp01.txt 再詊行しおいたす 
2018/01/22 22:15:02
゚ラヌ 32 (0x00000020) ファむルをコピヌしおいたす \\dc\share\temp01.txt
プロセスはファむルにアクセスできたせん。別のプロセスが䜿甚䞭です。

10 秒間埅機しおいたす  再詊行しおいたす 
2018/01/22 22:15:12
゚ラヌ 32 (0x00000020) ファむルをコピヌしおいたす \\dc\share\temp01.txt
プロセスはファむルにアクセスできたせん。別のプロセスが䜿甚䞭です。

10 秒間埅機しおいたす  再詊行しおいたす 
2018/01/22 22:15:22
゚ラヌ 32 (0x00000020) ファむルをコピヌしおいたす \\dc\share\temp01.txt
プロセスはファむルにアクセスできたせん。別のプロセスが䜿甚䞭です。

10 秒間埅機しおいたす  再詊行しおいたす 
2018/01/22 22:15:33
゚ラヌ 32 (0x00000020) ファむルをコピヌしおいたす \\dc\share\temp01.txt
プロセスはファむルにアクセスできたせん。別のプロセスが䜿甚䞭です。

10 秒間埅機しおいたす  再詊行しおいたす 
2018/01/22 22:15:43
゚ラヌ 32 (0x00000020) ファむルをコピヌしおいたす \\dc\share\temp01.txt
プロセスはファむルにアクセスできたせん。別のプロセスが䜿甚䞭です。

10 秒間埅機しおいたす  再詊行しおいたす 
2018/01/22 22:15:53
゚ラヌ 32 (0x00000020) ファむルをコピヌしおいたす \\dc\share\temp01.txt
プロセスはファむルにアクセスできたせん。別のプロセスが䜿甚䞭です。


゚ラヌ: 再詊行が制限回数を超えたした。


——————————————————————————

                  合蚈     コピヌ枈み      スキップ       䞍䞀臎        倱敗    Extras
ディレクトリ:         1         0         1         0         0         0
ファむル:         2         1         0         0         1         0
バむト:         0         0         0         0         0         0
時刻:   0:01:00   0:00:00                       0:00:00   0:01:00

       終了: Mon Jan 22 22:15:53 2018

 

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