こんにちは。Windows プラットフォーム サポート 三浦です。
今回は、よくあるお問合せの一つである リモート デスクトップ接続時に記録される以下のイベントに関して紹介させてい
ただきます。
ログの名前: Microsoft-Windows-TerminalServices-RemoteConnectionManager/Admin ソース: Microsoft-Windows-TerminalServices-RemoteConnectionManager 日付: 2016/01/12 9:59:35 イベント ID: 20499 タスクのカテゴリ: なし レベル: 警告 キーワード: ユーザー: NETWORK SERVICE コンピューター: XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX 説明: リモート デスクトップ サービスで、サーバー \\XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXから ユーザー XXXXXXXX の ユーザー構成を読み込むのに時間がかかりすぎています |
このイベントは、リモートデスクトップ接続時、ドメインコントローラーより、ユーザーの構成情報を読み取る際に一定
時間かかった際に記録されるイベントです。ログオン処理に時間がかかっていることを示す警告イベントとなりますが、
Windows Server 2012 R2 では、迅速に処理されていても、必ず記録される不具合となります。
本イベントが記録されている場合でもログオン遅延が発生しているわけではございませんのでご安心ください。
なお、問題がなくても記録されてしまうという本不具合はWindows Server 2012 R2 以外では本問題は発生せず、
以下のレジストリを設定することにより、イベントの抑制を行うことが可能です。
対象 : リモートデスクトップ接続先
レジストリキー : HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\WinStations\RDP-Tcp
名前 : fQueryUserConfigFromLocalMachine
種類 : DWORD
データ : 1
* 再起動の必要はございません。