こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。
KB4056895 適用の Hyper-V ホストから KB4056895 未適用の Hyper-V ホストに対して仮想マシンのライブマイグレーションを実行するとイベントログに Hyper-V-VMMS ID:24004 が記録され、失敗する場合があります。
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ログの名前: Microsoft-Windows-Hyper-V-VMMS/Admin
ソース: Hyper-V-VMMS
日付: XXXX/XX/XX XX:XX:XX
イベント ID: 24004
タスクのカテゴリ: なし
レベル: エラー
キーワード: N/A
ユーザー: SYSTEM
コンピューター: XXXXXXXX
説明:
仮想マシン ‘XXXX’ は、物理コンピューター ‘XXXX’ でサポートされていないプロセッサー固有の機能を使用しています。
異なるプロセッサーを持つ物理コンピューターにこの仮想マシンを移行できるようにするには、仮想マシン設定を変更して、
仮想マシンで使用されるプロセッサー機能を制限します。(仮想マシン ID XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX)
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※ 未適用の Hyper-V ホストから適用した Hyper-V ホストへのライブマイグレーションは成功します。
Hyper-V の役割をインストール行うと、CPU の機能はハイパーバイザーでサポートしている機能のみ有効となり動作いたします。
KB4056895 ではこのハイパーバイザーでサポートする CPU 機能が追加されており、その結果適用 Hyper-V 環境と未適用の Hyper-V 環境で使用する CPU 機能に差が生じることがあります。
CPU の機能レベルに差が生じた場合、プロセッサの新しい命令セットに対応できず、ライブマイグレーションに失敗する場合があります。
クラスター環境では、全クラスター ノードでソフトウェア更新プログラム含めて同一構成であることを推奨しております。
そのため、KB4056895 未適用の環境に KB4056895 を適用いただくことで本事象は対処お願いします。
KB4056895 を直ぐに適用可能な環境ではない場合には、仮想マシンの設定で、プロセッサーの互換性を有効化することでも対処可能です。
以下、設定方法となります。
1. フェールオーバー クラスター マネージャーを起動します。
2. 左ペインの [役割] を選択し、中央ペインの仮想マシンリソースを右クリックし [設定] を選択します。
3. [プロセッサ] の [互換性] を選択し、[プロセッサ バージョンの異なる物理コンピューターへ移行する] を選択します。
本 Blog が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。