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Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 環境で発生する Explorer.exe のクラッシュについて

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こんにちは。
Windows プラットフォーム サポートの丸山です。

本日は、リモート デスクトップ環境で発生する Explorer.exe のクラッシュについて、ご紹介したいと思います。

最近弊社では、リモート デスクトップへのログオン時に、Explorer.exe がクラッシュしてしまう問題が報告されております。
事象発生時には、以下の動画のように Explorer.exe がクラッシュし、再起動を繰り返すためユーザーはデスクトップを操作することができません。 

[View:~/cfs-file.ashx/__key/communityserver-blogs-components-weblogfiles/00-00-00-74-97/REPRO.mp4:0:0]

また、アプリケーションのイベント ログには、次のようなイベントが多数記録されます。

ログの名前:         Application
ソース:           Application Error
イベント ID:       1000
レベル:           エラー
ユーザー:          N/A
コンピューター:       XXXXXXXX
説明:
障害が発生しているアプリケーション名: explorer.exe、バージョン: 6.3.9600.16384、タイム スタンプ: 0x5215d379
障害が発生しているモジュール名: twinui.dll、バージョン: 6.3.9600.16384、タイム スタンプ: 0x5215d80a
例外コード: 0xc0000005
障害オフセット: 0x000000000001022c
障害が発生しているプロセス ID: 0x42c
障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01d178287f81e4da
障害が発生しているアプリケーション パス: C:\Windows\explorer.exe
障害が発生しているモジュール パス: C:\Windows\system32\twinui.dll

上記の事象は以下の条件に合致する場合に発生することが確認されております。 

  1. Windows Server 2012 または Windows Server 2012 R2 製品を利用している。
  2. “リモート デスクトップ サービス ユーザーに対してリモート デスクトップ サービス セッションを 1 つに制限する” ポリシーが無効化されている。
  3. “デスクトップ エクスペリエンス” の機能が有効になっている。
  4. 1 つのユーザー アカウントを利用して、同時に複数のセッションにログオンしている。

また、本事象につきましては以下のいずれかの回避策が有効であることを確認しております。

  1. “リモート デスクトップ サービス ユーザーに対してリモート デスクトップ サービス セッションを 1 つに制限する” ポリシーを有効にする。または未構成に戻す。
  2. “デスクトップ エクスペリエンス” の機能を無効にする。

本事象に遭遇されました場合には、お手数ですが、回避策の適用をご検討いただけますと幸いです。

なお、本事象につきましては、弊社でも製品開発部門と連携し、調査を開始しておりますので、アップデートがあり次第、本ブログ記事も更新する予定です。 


丸山 健一 (マルヤマ ケンイチ)
Windows プラットフォーム サポート担当
日本マイクロソフト株式会社


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