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仮想マシンリソースのオフライン時の動作が「シャットダウン」となっている場合の注意事項

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こんにちは。Windows プラットフォーム サポートの加藤です。

本日は、Windows フェールオーバー クラスターの環境にて、仮想マシンリソースのオフライン時の動作が「シャットダウン」で設定されている場合の注意事項をお知らせします。

仮想マシンリソースのオフライン時の動作が「シャットダウン」で設定されている場合、仮想マシンリソースをオフライン※にすると、通常は仮想マシンは正常にシャットダウンされます。
しかしながら、下記の条件の何れかに合致する場合には、仮想マシンはシャットダウンされずに、強制的に停止されてしまいます。
※ クラスターのシャットダウン時や、Stop-ClusterResource コマンドやクラスター API を使用して仮想マシンをオフライン

1. 仮想マシンの画面がロックされている (ロック画面の状態)
2. シャットダウン権限のない一般ユーザーがログオンしている

 

仮想マシンの画面がロックされている (ロック画面の状態) または、シャットダウン権限のないユーザーがログオンしている場合、Hyper-V マネージャーから通常のシャットダウンを実施した場合は、シャットダウン拒否のエラーが返され、シャットダウンされません。
これは想定された動作です。
しかしながら、クラスター経由でオフライン (シャットダウン) を実行した場合、シャットダウン拒否のエラーを受け取ったクラスターは、オフライン処理を継続するため、シャットダウンではなく、当該仮想マシンを強制停止させます。
このため、当該の仮想マシンは、予期せぬシャットダウンとなります。

この事象を回避するためには、オフライン時の動作を「シャットダウン(強制)」に設定します。
「シャットダウン(強制)」の場合は、仮想マシンが上記の状況であっても、拒否エラーは返されないため、シャットダウンは継続されます。
「シャットダウン(強制)」は「シャットダウン」とは異なり、反応が遅いプロセスが終了するのを待たずに、仮想マシン上のオペレーティング システムのシャットダウンをクラスターで実行し、仮想マシンをオフラインにします。

もうひとつの回避ととしては、仮想マシンの画面をロックしない運用にしていただき、更に一般ユーザーでログオンする運用を変更していただくことでも回避できます。


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