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Windows プラットフォーム サポートの新岡です。
グループ ポリシーの適用直後に、GUI 上のスクリーン セーバー設定内にある [再開時にログオン画面に戻る] のチェックが外れる事象について、お伝えしたいと思います。
スクリーン セーバー設定内にある [再開時にログオン画面に戻る] の設定を有効化することで、スクリーン セーバーを解除後にログオン画面を表示させることができます。
なお、[再開時にログオン画面に戻る] の設定は、下記レジストリの [ScreenSaverIsSecure] キーに登録され、その動作が制御されています。
この事象は、[再開時にログオン画面に戻る] の設定が、[ScreenSaverIsSecure] キーのレジストリ値を読み取って反映していないため、グループ ポリシーの適用タイミングによってはレジストリの設定内容と GUI の表示にずれが生じることにより発生します。
なお、本事象は現在までに Windows 7 および Windows 10 において確認しています。
前述のとおり、[再開時にログオン画面に戻る] 機能の制御は [ScreenSaverIsSecure] キーにて行っておりますので、仮に GUI 上の表示と異なっている場合でも、レジストリの設定値で動作することが確認されています。
そのため、該当する問題が発生した場合には、[ScreenSaverIsSecure] キーの設定値が意図した設定で登録されているかをご確認ください。
<該当のレジストリ>
– 場所 : HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop\
– 名前 : ScreenSaverIsSecure
– データ : 1
1 が [再開時にログオン画面に戻る] 有効状態となります。
0 が [再開時にログオン画面に戻る] 無効状態となります。
なお、グループ ポリシーの適用直後にこの事象が発生する可能性がありますが、グループ ポリシーの再適用や [ScreenSaverIsSecure] キーの設定変更などを行わずとも、OS にログオンし直すことで事象が解消され、レジストリと GUI 上の設定状態が一致することも確認できております。
これは、グループ ポリシーの適用直後の GUI の表示の読み込みタイミングが起因して発生する事象となりますので、事象が発生した場合には OS への再ログオンや OS 再起動をお試しください。
本ブログが少しでも皆様のお役に立てますと幸いです。